日本の心・さいき

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為になるかも知れない本(その59)

2007-04-06 07:35:21 | Weblog
*4月になって、専門4年生と一緒に循環器の学習会のグル一プに参加した。3年生が10人前後、4年生が20人前後いたが、実際に出席している数は、20人前後であった。講師は、循環器の先生が主にしてくれた。又、聴診用のレコ一ドを買って、肺と心臓の音を毎日聴いていた。

○専門3年、5月2日(木)晴。
 ○田さんが国家試験を受けて帰って来て、国家試験のコピ一をくれたので、実際に解いてみたら、145分間で、190問中90問解けた。国家試験まで約2年間もあるので、本番の時は大丈夫だと思う。
○専門3年、5月3日(金)灰。
 クロ一ニンの「城塞」を読み上げた。マンスンが自分で、クリスチンが恵ちゃんの様な気がした。俺は、本当に医者になるのだなあ。
○専門3年、5月18日(土)曇。
 小児科の講義の時、助教授から誉められた。循環器は面白い。正に、物理と数学と思う。15時30分に図書館を出た。文集の原稿を練った。
○専門3年、5月31日(金)曇。
 鹿大は、時間数は、全国の医学部の中でベスト3に入っているという。それでいて今度の国家試験は、国立の中で下から2番目だ。学生の勉強不足の為か、それとも教育の効率が悪い為か?
 臨床講義の時、犬の鳴き声とマイクの音の大きさが同じなんて、この大学位なものだろう。アンケ一トがあって、どんな医者になりたいか、理想像を書けというのがあって、「患者の為に医者になる。博士号と拝金主義無縁」と書いてしまった。
 俺は今、順調に行っている。俺なりに生きている。俺なりに満足し、俺の道ができている。浪人、苦しかった。高校3年間、面白くなかった。受験勉強で、体力がかなり落ちてしまった。高校の時は、授業中、眠たかった。月に1回試験なんて、全く馬鹿げている。授業を批判したり、補習をするのを批判したりするのはタブ一だった。大学生、やはり大学生はいい。それは、自分のペ一スで勉強できるからだ。俺は、立派な大学生なんだなあ。浪人中ではないのだ。俺には、将来、必死で学んだ学問がある。俺には、素晴らしい医学があるのだ。苦しんでいる人を助けることが出来る。本当に助けることが出来るとしたら、素晴らしいことだ。俺は、今、幸せだ。毎日勉強で苦しいが、これが患者の為になると思えば、充分に耐えられる。最近、何となく、馬鹿に自信を持っているなあ、何もわからんくせに。
○専門3年、6月14日(金)曇。
 学習会があった。為になった。だいぶ実力が付いた感じになった。でも、まだ、駄目だ。今年の夏休み、それも、8月が勝負だなあ。
○専門3年、6月19日(水)貴重な体験記。
 午後10時、何となくゾクゾクっとする。頭が痛い。ちょっと手で頭に触れただけで電気に触れた様にピリッとくる時がある。これは大変なことになる、この忙しい時にと思い、布団をガボッとかぶって寝た。1時30分、目が覚めた。頭がフラフラ、確実に熱がある。脈拍は1分間に120。まず、熱を下げることを考えた。ミカンがなくなっている。仕方なく、まず、お湯を沸かした。カフェインとショ糖しか、ここにはない。ビタミンCが欲しいけどないのだ。熱い湯にコ一ヒ一と砂糖を入れて飲んだ。これで、ショ糖によりエネルギ一のATPが補充でき、消耗を防げるし、カフェインにより強心作用・利尿作用・興奮作用も期待できる。発汗することにより、熱を下げるのだ。暑いけど、布団を又、ガボッとかぶって寝た。カフェインの作用で眠れない。汗が出る。拭く。30分毎に体を拭いた。6時まで殆ど眠れなかった。途中、熱を測ったら、37度8分あったのが、朝方には、37度2分になった。ちょっと眠って8時に起きた。測るとちょうど37度だった。学校で熱を測った。どうも平熱に戻った感じだ。一内科に行って、自分で白血球を数えたら、5800だった。熱があった時、咽頭を自分で見たが、別に異常はなかった。炎症であれば、発赤・腫脹・疼痛があるはずだ。家に帰って、完全に回復していることに気が付いた。あの熱のあった時に、砂糖を入れて飲んだコ一ヒ一が甘くなかった。砂糖を如何に入れても、甘くないのだ。おかしいと思い、砂糖を舌の上に乗せてみた。驚くなかれ、やっぱり甘くないのだ。つまり、味覚が麻痺しているのだ。一過性の球マヒがあったのだ。以上の疾患をやぶ医者は、簡単にカゼと診断していいものだろうか?


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