日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

インフルエンザの治療・・・

2009-10-30 09:34:04 | Weblog
 インフルエンザの治療はどうしたらいいのでしょうか?
 治療をする理由は、ひどくならない為で、常にかからない様にするのは、とても難しいことです。普通の感冒と違って、インフルエンザ罹患後に免疫力がガタッと落ち、しばしば、合併症も起きます。最悪な時には、次々と違った型のインフルエンザに罹患することもあります。
 ワクチンの効果の説明でも、重症化を防ぐ為とよく言われています。つまり、ワクチンを打ってもかからないとは言っていないのです。ワクチンを打っても、ひどくなる人はそれなりにひどくなります。
 だとすると、毎年、連続変異をする季節型のインフルエンザの対策としては、毎年打たないといけないことになります。打っておけば、なっても軽いからです。
 しかし、殆ど全ての人が打った場合、どうなるのでしょうか?天然痘の様に、完全にウイルスを消滅できるとは、思えない。現に、今は、4つものインフルエンザウイルスが現存しているのです。最悪なケースでは、1年中、4つが順々に流行する様になるかも知れません。(現に、もう、なっている感じですが・・・?!)
 人は、良かれと思ってしてきたことが、間違っていたこと、あります。昔、インフルエンザが効かないと言うことで、学童が打たなくなった時期がありました。(大半の人が打たなかったその時期に打った人は、よく効いていた様ですが・・・?!)。すると、お年寄りが沢山亡くなりました、で、やはり、効果があったと見直されました。つまり、子どもが媒介して体の弱いお年寄りにうつしていたのでした。これは、意外な結果だったのです。
 (私自身の考えですが)多くの人が打つと、(連続)変異が起きやすくなるのではと思っています。インフルエンザのワクチンを打つべき人は、体の弱い人に限るべきだと思っています。そうすれば、昔の様に、冬のみ集中してインフルエンザが流行し、又、(数少なく)ワクチンを打った人がよく効くのではと思っています。
 自然に逆らってワクチンが勧められています。が、実際にかかると、しばらく掛からない事を多くの人が経験しています。つまり、実際に掛かった方が、免疫がしっかりと付くのです。これは、紛れもない事実です。ワクチンは、5カ月しか有効的に効きません。実際に掛かっての獲得免疫だと、例え毎年そのウイルスが少しずつ変化しても、多少は効いて、掛かっても軽いはずです。
 マスコミやある専門家は、今のが変異して毒性が強くなる場合もあると言いますが、その頻度までは言わないはず。つまり、極めて少ないと思うのです。それって、今の季節型にも言えることじゃないでしょうか。
 兎にも角にも、今流行している新型は軽いのですが、医療の遅れている(正確には、制度を含む)諸外国では、沢山亡くなっています。低たんぱく血症や栄養失調などがあると、合併症が起きやすいのです。(今の日本の皆保険に、日本人の多くが感謝するべきです!今回は、いつもの季節型よりも死亡率が低いのでは・・・?!)
 日本では、症状が強い時、発症48時間以内に、タミフルやリレンザを使用することが出来ます。(タミフルの副作用も指摘されてはいます。インフルエンザ陽性に全てタミフル投与では、少し無理があると思います・・・?!漢方薬だけで合併症なくちゃんと軽快している人も多いですヨ!)。やはり一番大切なことは、免疫力を普段から上げておくことではないでしょうか。
 つい最近、(内科の)医師で新型ワクチンを打ったのに、新型のインフルエンザにかかって、熱があって、真っ赤な顔をした人がいて、初めに葛根湯2包だけを内服すすめたら、嘘の様に直ぐに解熱していました(葛根湯は、出来るだけ早めに飲むことが大切かと思います。合併症の副鼻腔炎になったら、辛夷清肺湯、1週間以上経っても軽快せずにこじれば、チクジョウンタントウを私は処方しています。)。漢方薬以外は、飲まなくて元気になったのですが、一言、「やはり、安静が大切だと言うことが解りました(休めないので、マスクしながら無理して、蔭で仕事をしていましたが?!)」と言っていましたが・・・?!
 又、極々つい最近、別の内科医で、1週間程たっても、こじれた感じで微熱が引かず、元気ない感じだったので(それまで、抗生物質や鎮咳剤を服用)、チクジョウンタントウのみを勧めたら、まる1日経つと、嘘の様に元気になっていましたが。
 子どもの場合は、48時間以内で、薬が効いたかどうか、判断しています。解熱傾向にあるか、機嫌や顔付きが前日よりも良くなったか、前日よりもよく眠れる様になったか、前日よりも食欲が出てきたかなどを連れてきた親御さんに尋ねています。
 症状が強くても、葛根湯と一緒にリレンザやタミフルを発熱48時間以内に処方した子どもの大半は、疾患がインフルエンザのみであれば、その後の48時間以内に、はっきりと軽快しています。インフルエンザでも、「機嫌」「顔付き」「食欲」「睡眠」が次第に悪くなるようでしたら、毎日でも来て下さいと親御さんには説明しています。

追加:解熱すると、直ぐに学校や保育園に親が行かせたがリますが、解熱しても又上がることもあるし、免疫力も低下しているので、発症から7日間(解熱後4~5日間)は、登校・登園しない方がいいと説明しています(体をいたわること、他人にうつさないことを教えることも大切なことだと思います。)。

http://mainichi.jp/life/health/news/20091024ddm010100134000c.html 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする