シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley 日本シャンソン館

2012年02月27日 22時12分12秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley 日本シャンソン館

日曜日 関越自動車道は とても空いていて
群馬県 渋川の日本シャンソン館には とても早く到着いたしました。
芦野先生が 突然のように 天国へいらして
誰もが 未だに 先生の死を納得することが出来ません。
一月は 2. 7.8.9.13.14.15日のステージ
を 素敵に 見事に 歌われたそうです。
18日に 入院なさって そのまま天国へ・・・
楽屋に入ると
まだ 先生のステージ用のブレザーが 掛かっていました。

先生の面影 魂 見えないけれど その存在も感じられて
「おやようございます」と
ドアを 開けて 入っていらっしゃったとしても
私たちは 驚かない位
何もかも 日本シャンソン館の空間と 芦野先生は一緒です。
ステージ姿も 美的でしたけれど
存在感に 気品と気高さと 優しさと暖かさがあり
人間として とても 美しい方でした。
ただの歌手というより 芸術家でした。

東京から リリ・レイの為に いらしてくださった皆様
シャンソン館の常連の皆様
芦野先生がいらっしゃらないのに
よく お越し下さいました。ありがとうございます。
芦野先生は 地震の直後も
コンサートを続け たとえ 数人の為にも
シャンソンを歌い続けました。
ご自分の病気の時も いつも 人々に 幸せな
美しい ステージと 歌唱を お与えになりました。
プロは 休めない
プロの歌手は いつでも 美を与え続けなければならない
という背中を 見させていただいたので
湿っぽくならないように 涙を飲み込み
元気溌剌に プログラムを
変更して 16曲 歌わせていただきました。

ステージの重責が 終了したとたんに くしゃみ くしゃみ。
鼻水が 垂れまくり・・・・あれあれ
もしかして 風邪????
水道管破裂状態に 鼻が変になり 今も 洟垂れ小僧です。
リリさん 気落ちしていたのに 目一杯 エネルギーを
お客様に 放出し
泣かないぞー と 頑張ったら 鼻が泣いているみたいに
鼻水が 止まりません。えーっ。

昨年の三月の地震の時期が近づいています。
昨年は 人生の転機で 銀座の店を閉めて 街の音楽家に
戻り
今年は 又 人生の転機。
「もっと 勉強して 皆さんを 喜ばせてください」と
芦野先生の声が 天から聞こえてくるようです。

音楽は 人生の勉強をすればするほど 上手くなる・・・
シャンソンは 人生のポエムよね。
本番舞台を経験すればするほど 余裕がでる。
必死さが消えていく。
素晴らしい 耳の肥えた 日本シャンソン館の観客の皆様
いつも ありがとうございます。

私にとってPARISと 渋川は とても近い。
私の求める魂が 存在します。
芦野先生の ご子息は日本シャンソン館 次の館長。
芦野先生の 若い頃の写真とそっくりで 歌手ではありませんが
話す声は美声で 芦野先生の DNA そのものですから
お客様も 面影に きっと ほっとなさることでしょう。