シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン 13

2006年02月26日 23時24分33秒 | Weblog
MOLIN ROUGE ムラン ルージュ ムーランルージュ 赤い風車

ニコライキッドマン出演のミュージカル映画ムーランルージュ
を見て アメリカの映画でしたけれどパリのモンマルトル近くの
キャバレー ムーランルージュの雰囲気が分かるようで とても楽しめ
彼女の歌声は決して好きではありませんでしたけれど DVDを購入して
しまったほどです。
ロートレックも通ったという 劇場ムーランルージュは いかがわしい
パリの下町にある エンターテイメントのキャバレーです。

私は 一度行った時から 虜になり毎日でも通いたいと思いました。
シャンパンが一本席に置かれ 約三時間の間 ずっと舞台を楽しめるのです。
美しい 上半身裸の女性達がフレンチカンカンを踊り フランス語で
歌手が歌い サーカスや マジック 色々な芸が次々に繰り広げられ
あっという間に時が過ぎます。
パリに行く度に 訪ねます。

その劇場は赤い風車の羽が目印で それが汚い下町の光景の中で
なんだか場違いのように 印象的です。
その赤い羽根MOULIN ROUGEを 見ながら踊った若い二人の恋物語を
歌ったシャンソンで GEORGES AURIC作曲のムーランルージュの唄 や
貧しい詩人の恋を歌った Complainte de la butte(モンマルトルの岡の嘆き)
モンマルトルの丘というシャンソンでも
Les ailes des moulins protegent les amoureux
風車の羽が恋人達を守る
という歌詞があります。ムランルージュ劇場の目印の
赤い羽根は 愛の象徴になっていて ロマンティックです。

MOULIN ムランとは 手でまわす胡椒削り器のこともいいます。
風車もムランです。
愛も時も 風車が回るように回り めぐり めぐり・・・・繰り返し・・・・

ラテン民族ならではの 浪漫を感じるMOULIN ROUGE。



シャンソン 12

2006年02月20日 00時27分01秒 | Weblog
CHANSONNIER シャンソニエ

シャンソニエの意味には
1 シャンソンを含む音楽の聞ける芸術文化発信の小劇場
2 シャンソンを歌う技術のある歌手のこと
3 自作のシャンソンを歌う歌手のこと
があります。

2006年2月14日バレンタインデーに とうとうシャンソニエ・マダムREIを
開店いたしました。それで ブログの書き込みもできない状況でした。
私の大好きなパリのムーランルージュに憧れて 2000分の一の大きさでも
良いから 大人の雰囲気のあるシャンソニエに・・・・・と願い
日々 精進いたしましょう。

シャンソン 12

2006年02月05日 22時56分23秒 | Weblog
L'ECHARPE レシャルプ スカーフ

L'ECHARPE D'HERMES エルメスのスカーフは 絹が厚くてこのシャンソンの
スカーフにはふさわしくないかもしれませんが L'ECHARPE とは 真四角で
二つ折りにすると 三角になるスカーフで 細長いものをLE FLARDルフラール
といいます。
スカーフというシャンソンを日本人の歌うCD で聞いたとき そのセクシーな
歌い方やハスキーボイスで くぐっと感じたものですが 自分がフランス語で
歌ってみると その言語の詩の意味に 新たな発見をして ますます
気に入りました。

SI JE PORTE A MON COU EN SOUVENIR DE TOI CE SOUVENIR DE SOIE
QUI SE SOUVIENT DE NOUS
CE N'EST PAS QU'IL FASSE FROID LE FOND DE L'AIR EST DOUX
C'EST QU'ENCORE UNE FOIS J'AI VOULU COMME UN FOU
ME SOUVENIR DE TOI DE TES DOIGTS SUR MON COU
ME SOUVENIR DE NOUS QUAND ON DISAIt VOUS
私が私のうなじにあなたの思い出を感じるとしたら
それは絹 それは私達の思い出
寒いのではないの 本当の意味は暖かいの
もう一度 気が狂ったように 思い出したかった
あなたを・・・
私のうなじに触れるあなたの指を・・・・
私達がお互いに敬語で VOUS (あなた)と呼び合っていた頃を・・・・

敬語でVOUS ヴ あなた と言う場合 まだ男女がべッドインしていない場合
を指し TOI トワ あなた と言う場合はその後の男女の場合の事だと
フランス語の習い始めに まず教えられます。映画や 小説では
男女の親密度が この言葉で判断できて面白いことがあります。

このシャンソンも別れたTOI トワ あなたの指とスカーフの絹の感触を
重ねいとをしみ 愛が始まり終わる以前の 昔まだ二人が敬語で呼び合って
いた頃に戻れれば・・・・という女心がよく出ています。
フランス流 愛は始まれば終わるという哲学。
愛は苦しいものだから 始まりさえしなければ・・・・と思いつつも
愛の激しい思いに 身も心も狂い
愛が終わった後に残る 甘く切ない思い出を懐かしむ。

スカーフをうなじに巻いて偲ぶ恋の思い出のシャンソンを
今宵 二月の寒い夜に 私は一人練習しながら 暖かくなりましょうかね!