並木通り 銀座発信 窓メール リリ・レイ 長坂 玲

１０年間続けている 月曜日 窓メールが 我が家から遅れなくなりました。
プロバイダーの 一斉通信禁止からです。
下記は３月２３日 月曜日に 遅れなかった 私の窓メールです。

桜が咲き始め 鶯が上手に鳴き始めました。
銀座 並木通りの リンデン 西洋シナの木の若葉が芽吹き
日に日に 大きくなります。
お店のカウンターの真前に大きな窓から 並木通りが よく見えます。

日曜日は 東京マラソンの影響で 交通規制があり 銀座の並木通りは
静かに 春雨に濡れた寂しい様でしたけれど
首都高速は この連休中は大渋滞。
昨年から まったく 交通量が無かった 都心でしたのに
地方ナンバー車の来訪が目立ち 遅々として進まぬ通勤路。
今後
高速道路が 遠距離 １０００円という 値下げで
経済効果は あるのでしょうが 排気ガスは エコ効果かしら？
今こそ 消費文化ではなく お金で買えない 文化 芸術
美しい自然 心と感性の世界を楽しむ人間性を求めたい。
１００年に一度の不況の 時代に 能天気な私も 物思うこの頃。
生きている自分 続く人生を リンデンの薄緑の葉を眺めて
土曜日も 日曜日も お店を営業し続ける毎日の生活の中
お店が暇な日も楽しまなくては・・・・ショパンを弾いたり
シャンソンのポエムを書いたり
窓から 銀座の空を見上げ ちょっと 哲学している 初春の 私です。

シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲 シャンソニエ と 和食 窓

深夜の お出迎えのチューリップ

シャンソニエを 連日 土曜日 日曜日も営業していて
昼間は東京シャンソンアカデミーとして
シャンソンを 教えているので
家にいる時間が あまり無くて
とうとう
家に咲いている パンジーや 椿を お店に飾る事にしました。
そして 桜も 店の中で お花見。
日曜日 深夜 帰宅すると
昨年の秋に植えた チューリップの 第一号と二号が
咲いていてくれました。
白いチューリップでした。
色々な 色の球根を ランダムに植えたので
どれが咲くか？ これからが楽しみな毎日です。
寒い冬を耐えて パンジーも チューリップも
春の喜びを 私にくれます。
花達に 私は声をかけます。
「ありがとう。あなたを待っていたのよ！」

シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲 シャンソニエ と 和食 窓

歌手 勝本章子先生と私

今は ウィーンと 東京 の生活をなさられている勝本先生は
私の 声楽家になる為のの最初の先生でした。
高校一年のときから 高校二年生まで ゼロから 習いました。
勝本章子さんといえば
国立音大の声楽家の教授を続け 数年前退任 。
かつては テレビでも 二期会でも大スターの
プリマドンナでしたし ウィーンの劇場で
日本人としては 契約して歌っていた 稀有な
インターナショナルなオペラ歌手で 声楽家でした。
勝本先生が ウイーンから日本へ 戻られて
初めての生徒が１５歳の私でした。
先生は当時 三十歳くらい。
その後 勝本先生の所属する 国立音大ではなく
私は 芸大に受験する為
一生懸命 教えてくださっている
勝本先生に 謝って 芸大の声楽の先生
オペラ歌手の 毛利順先生に 高校二年から
師事し 一年浪人して 月謝の安い 芸大へ入学しました。
大学院を出るまで 毛利先生一筋でした。
三歳からピアノを初め 中学で 歌を始め
勝本先生に習い始めてから
本格的な 私の 音楽の世界への 厳しい 試練の道が続いています。
勝本先生に インターナショナルな 発声 感性
そして 音楽家としての 生き様を 習いました。
若い勝本先生の元には 当時 内緒で 習いに来る
凄い声楽家が 山ほどいらして その方々は
後に 毎日コンクールで一位になるような 先輩達で
プロのレッスンを 子供の私は
ズっーと 見て 聞いて育った一年間でした。
勝本先生も 毛利先生も 世界的な 発声の技術
西洋音楽の感性 そして 魂を私に伝授してくださったのです。
私は その技術をもって 留学しました。そして 直ぐ
ヨーロッパで 通用しましたけれど
今は パリでフランス語の シャンソンを認められていますのも
先生のおかげです。
まだまだ 音楽の神様に 今はシャンソンという 音楽とポエムの
芸を 磨く為 日夜 本物を 求めています。
そして 偽者 商売の為の 先生稼業が大嫌いなので
私が 学んだ全ての 技術 心を 伝承しなければ と
世界一難しい フランス語 その シャンソンの
美しさと 人生の味を 模索し 継承し続けたいです。
有難う 先生。私を 育ててくださって。
勝本先生が 昨晩も私のシャンソンと 和食を楽しんで
下さいました。

シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲

和食 窓の 玉葱コンビーフ
３５年前から の人気商品

和食自慢のシャンソニエなのに
私の好物は パンとチーズ 野菜 水 タバコ。
ヨーロッパで食べる ステーキ ソースベアルネーズ添え
タルタルステーキ。
春のホワイトアスパラ オランデーズソース。
基本的に ご飯とお味噌汁は 得意ではなくて
子供の頃から 両親から
白米を食べないから
体も小さい のだと よく怒られていました。
今も 水ばかり飲んでいます。３リットル位
飲むかもしれません。
日本に居る時は
江戸前のそば
天麩羅 豚カツが 大好き。でもご飯なしが好きです。

自分でも てんぷらを揚げるのは
得意な方ですけれど
やはり 本職の 板前さんには かないません。
今 和食 窓で 板さんが揚げる小柱や タラの目
フキノトウ こごみ などの 天麩羅は 最高！
天つゆが 又 凄い！！
出汁が濃くて でも 透き通っているのは
技ですねえ。
時々 私は 和食の匠の技を 教えてもらい
板さんは 私のシャンソンを 毎日 聞き続けて
不思議な コラボレーションです。

プランタン 春 のシャンソンライブ

今朝は 早く目が覚めました。
昨日 ゆったり 暮らしたからでしょうか？普段の食事は
いつも 何を食べても 同じ味。忙しなく かきこむだけなのに
追われないで 頂いた 昨日の食事は 味がありました。
でも
戦争中だったり 何も 食べるものが無ければ
何だって 美味しく感じるはず。
食べ物があるだけ 感謝のはずなのに
人間は 贅沢な 欲望の塊で
忙しい事 仕事のトラブル 人間関係のわずらわしいコミュニケーション
を 有難がれない 動物らしいです。
試練や 苦労があるから 小さなことも 幸せに感じられるはず。
私には 役割が 今日もある と思える朝は 幸せな日です。
さあ これから 銀座へ 私の主催する東京シャンソンアカデミーの
生徒さんへシャンソンを 教えに行きます。

シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲 シャンソニエ と 和食 窓

三連休らしい 久々の渋滞の首都高速
そして 銀座の街。
突然 木曜日は気温２６度で暑いくらいです。
朝 鶯が 鳴いていて もう 上手に 歌っています。
木曜日夜のシャンソニエでは 米田マリさんと 私リリ・レイの
弾き語りで 大人の世界。
シャンソンを 聞きながら 美味しい和食 お酒と
ともに 銀座の夜は 会話も 楽しく弾みます。
日本酒 焼酎 ウイスキーシャンパン ワイン等の
発酵文化
人間の作り上げた 文化芸術は
シャンソンや 料理の文化とともに 味わい深い大人の世界。
私は 利酒師と 焼酎アドバイザーと
フードオーガナイザーの 資格を 勉強して取りました。
国柄によって 発酵文化は異なりますけれど
宗教や政治 経済の歴史とともに歩む 音楽や絵画の歴史と同じように
人間の歴史でもあり クリエイティブな世界。
五感の 世界。
良質の お酒を 楽しむのは 幸せのひと時。
やけ酒や 意味無く 飲むアルコールは 大反対。
私の場合
食前か 食後に 頂く ルビー色の
ポルトワインの 年代ものは 時にロマンがあり 大好きです。
甘くて 苦くて 深い。
タバコも マヤ文明のときから 鎮静剤として
あつたのに 最近は 喫煙者の私は 肩身が狭いです。
亡父は 葉巻 パイプ たばこ と三つ 楽しんでいたのですけれど
もし 今 生きていたら さぞかし 肩身が狭い生活を
強いられていたはず。
お彼岸でも お墓参りにいけないので
お仏壇の前で
タバコ好きだった 祖父母 父母 に うんと 煙を 吸わせてあげています。
というか 自分が吸いたいだけかも・・・・
今日は 丸一日 自由時間があります。洗濯 掃除 花の世話を
したら 何をしようかしら？
窓を開け放って 健康に感謝して 春の喜びにひたりましょうか。
パンジーも 綺麗に咲いてくれて ありがとう。

銀座並木通りの シャンソニエ から 見る リンデンの新芽

リンデン 西洋シナの木の 新芽が日に日に成長します。
シャンソニエ マダムＲＥＩは 和食店 窓と 同じ店。
並木通りに面したカウンターには大きな窓があります。
そこから 見える 並木通りの木々はリンデンです。
昨晩 温かい春めいた 夜空に 綺麗な 薄緑の 妖精が 舞っているみたいな
リンデンの若葉。
私は いつまでも 子供みたいな 人で 直ぐに 感激してしまいます。
でも 子供みたいに 大人の世界の 駆け引きや 嘘に
慣れません。
なので 銀座のお店で 接客する時 シャンソンのような
色々な人生劇を 垣間見続けていると
未だに 心の中で 自問自答するのです。
「不倫 浮気 酒乱 嘘 裏切り 拝金主義 ハロー効果・・・？」
人間は 自由で人それぞれの人生があるので 私は
そういった 人間模様を 否定するものではないのですけれど
せめて 私は そして 周りの人々たちは
私を囲む世界は・・・・・
美しい 音楽 絵画 文学 シャンソンの韻を踏んだポエム
美しい魂と 心 に囲まれたい。
それに あこがれて 憧れの人生に近づきたいと 自分を叱咤します。
若葉が 美しい！！
その割りに 我が家は 整理整頓されていない！！
明日は休日 お掃除 しようっと。

シャンソンライブ リリ・レイ 長坂 玲 すみれの花の咲く頃

シャンソン
休日が無いということに 慣れたのですけれど
やはり 昔より 朝が なかなか すっと起きられなくなって
だらだらしてしまいます。
今週は２０日休日 久しぶりに 教える事も お店も 舞台も無く
３ヵ月ぶりに
自由が 丸一日 です。
家の中が 雑然としているし 事務もあるので
ゆっくりと 我が家の掃除など したいなー
そして 近所で 散歩かなー
今朝の春の日差しは 暖かい愛に包まれているようで
笑顔が あふれる私。シャンソンの 春の歌
なんか を くちづさみたい。
今夜 お店で 歌おうかしら？
「白いリラの咲く頃」という原詩 これは日本では
スミレの咲く頃という宝塚ソングですけれど
本当の歌詞は
「春よ 春よ 森では愛が一杯！森に恋人達が幸せそうに
二人で行くの。白いリラの花の季節は 愛の言葉を
囁く季節 森は二人の約束や 秘密の言葉を 何でも知っているの」

日本シャンソン館の リリ・レイ

３月１５日 の日本シャンソン館の リリ・レイ 長坂 玲

日本シャンソン館のリリ・レイ

３月１５日 日曜日 日本シャンソン館

芦野宏先生が 館長の シャンソンミュージアムには
大きな庭園 モネの蓮の池 美味しいフレンチのＣＡＦＥレストラン
そして シャンソンを聞くのに最適な コンサートホール
素敵な グッズやＣＤの買える売店があり
渋川という 地方都市なのに フランスのように感じます。
毎月 一回 私は１２曲 シャンソンを 歌います。
もう 四年目になると思います。
朝１０時のリハーサルから シャンソンの生き字引の
ような芦野宏先生が 客観的に アドヴァイスしてくださいます。
プロの私に 的確な 舞台演技 歌唱表現を お世辞抜きに
厳しくおっしゃつて下さる方は もう 一人だけです。
私の音楽を 褒める人 けなす人 嫌いだという人 あこがれてくれる人
気に入ってくださる人は
私の長い音楽家の人生で 数多ですけれど
魂とエネルギー 真実の音楽性 表現を 模索し続けて
今 思うのは
音楽家は 永遠に 自分の奏でる音で 人々を幸せで元気に
する 目的で 生きてきているのだ・・・ということ。
音楽家の役割は 自分の為ではなく
お客様の平和なひと時 安らぎを与える為だ・・・・と
昨日月曜日は １２時半から 教え始め 夜９時まで
シャンソンを習いにみえる生徒さんが 続き
ピアノを弾き続けている私の右手は 流石にしびれて来ました。
夜はお客様の為に 弾き語りをしました。
アカペラで バラ色の人生も 歌いました。
あの偉大な エディット・ピアフは 自叙伝の中に書いています。
「私が路上で 歌うと 人が一杯集まってくるけれど
お金を 帽子に 入れてもらおうとすると 皆 散らばって
掻き消えていった」
声という 肉体の楽器 だけ 伴奏無く
路上で 生きるために歌っていた 歌手の 凄さが
今の 私には よく 理解できます。
マイクも無く 伴奏も無く 人の心に音楽の神様を
与える為には どれほどの 試練と 苦しみ
そして勇気が必要なのか？

シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲 和食 窓

和食のお店として 窓は ３５年目
その内
私は１７年 続けています。
人生は シャンソンみたい。

３７年前 サラリーマン社長だつた 父が 彼女と始めた
銀座 の お店の一つですけれど
第一号店は エルシドという フランス料理のお店でした。
シャンソンが流れる大きなレストランで
銀座通りにありましたけれど 上手くいかず
和食の 窓を 開店して フランスレストランは閉めました。
その頃 私は 芸大の受験生で 高校生。
お商売をするなんて 母は 考えた事も無く
親戚の父とお見合いで 結婚し まさか
彼女を作って 脱サラして お店を始めるなど・・・。
父は
ハルピン学院 参謀部の兵隊 シベリア抑留 終戦後
京都大学 日本鉱業 甲陽建設 というお見合いには
なんの 問題も無い 真面目そうな肩書きでした。
長年 サラリーマンで いつも 我が家には 部下達が
訪ねて来て 応接間では ビジネス論争があり
子供の私と 妹は 接客に忙しい母を 横目で見て
育ちました。
父は 人間的には 相当 魅力的でしたけれど
人にも自分にも厳しく 行動的でダンプカーみたいな人でした。
女遊びも 酷くて・・・・
母は 耐える 繊細な人。ちょっと うつ病でした。
今 父も 母も他界して ホワイトデーが父の命日で
色々な ことが 思い浮かびますけれど
全て許せて 理解でき 笑い話になってしまう位。
そして
父と母の 教えだけが 仏壇から 聞こえてきます。
「ありがとう私を 生んでくれて」と 思えます。

シャンソニエ マダムＲＥＩ 窓のホワイトデーコンサート

９年間 リリ・レイのお弟子さんの 三橋千津子さんの シャンソンは
説得力があります。オ シャンゼリゼを仏語で 三番まで一ヶ月で
覚えてしまいました。

東京シャンソンアカデミー

リリ・レイのお弟子さん 蒲沢しげ子さんは
「パダムパダム」原詩を 的確に歌唱しています。

シャンソン歌手 長坂 玲

リリ・レイ 長坂玲 東京シャンソンアカデミーのお弟子さん
岡島 由紀さん

シャンソン歌手 リリ・レイ 長坂 玲

シャンソン歌手 リリ・レイのお弟子さん達との
シャンソニエ マダムＲＥＩでのホワイトデーコンサート。

リリ・レイの ライブショーは お弟子さん三名
岡島由紀さん 蒲沢しげ子さん 三橋千津子さん
が 素晴らしいフランス語のシャンソンの名曲を披露し
リリ・レイの ライブショーを盛り上げてくださいました。
満席で 和食のお食事も とても 美味しく 華やかな宵でした。
最近は 私の生徒さんたちは 本当に 上手くなってくださり
プロ顔負けの 歌唱をするので
私も 毎日のレッスンの疲れを忘れます。伝承芸能である
シャンソンの歌唱 フランス語 日本語の歌唱法
私が半世紀 学んだ 技術 音楽性 発声を
惜しみなく 教え続けて 世界一難しいといわれる仏語を
日本語訛りでなく きちんとした綺麗なフランス語で
魂のシャンソンを 歌ってくださるお弟子さんを増やし続けたいです。
５月１５日の 永田文夫先生主催 三越劇場 ポピュラーの祭典に
お弟子さん 二名を 推薦して 歌っていただくことに致しました。