シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

東京藝術大学

2007年10月31日 03時50分53秒 | Weblog
PIANISTE CANTATRICE
ピアニストと声楽家

久しぶりにクラシックの音楽会に行きました。
というのも 芸大大学院の同級生の声楽家 池田京子さんと
下級生のピアニスト坂井千春さんが杉並公会堂大ホールで
松尾葉子さんという凄い指揮者のオーケストラで演奏したからです。
杉並公会堂は初めてで 迷いながら遅刻して到着しました。
皆さん 国際的に認められた一級の力ある演奏家ですから 
素晴らしいテクニックとオーラがあります。
友達の活躍は 嬉しく誇らしいです。
よく 嫉妬とか羨望とか 世間は考えがちですけれど
私は 子供の頃から 競争嫌いの平和主義で 喧嘩はしたくない
タイプで コミュニケーションが上手くいかないときは
時間と距離を置くなどして やがて 上手くいくケースが
多いです。
友達や知り合いの晴れ舞台には 応援したいし 行きたいし・・・・
でも 毎日自分が演奏しているので なかなか行けません。
チケットを買うとか 花を贈るとか それだけでなく
これからは 少し時間を作って 音楽仲間のコンサートへ
行く努力をしたいです。
クラシック音楽から離れてシャンソンの世界にいますけれど
故郷に帰ったような音楽の夜でした。

シャンソン

2007年10月31日 03時26分38秒 | Weblog
L‘AUTOMNE  ロト~ヌ 秋

秋というのに なぜ気温が27度なのか・・・
我が家のちっぽけな庭に 蝶が舞い
何故か 夏の花のアメリカンブルー 日日草 メドーセージ等の
夏の花が咲いています。
ぴらかんさ という木の赤い実や はなみずきの紅葉は
秋を感じさせるのですけれど・・・・・
秋から冬のシャンソンの寂しい感じが 
心底表現でない 季節感ですね。
火曜日は 朝10時から深夜3時過ぎまでデスクワークでした。
計17時間の間 食事は 思い出して一回しました。
子供の時から夢中になると 何もかも忘れて専念してしまう私の
長所であり欠点です。
秋はお店以外の大きなコンサートやディナーショーが
あり 曲目・演出・構成 悩みながらパソコンを駆使して
作成してゆきます。結構時間がかかるものです。
秋は演奏家にとっては 忙しくてありがたい季節です。
でも 勉強が大変・・・・暗譜と練習は大変・・・・
焦ります。

ケーキ

2007年10月28日 17時48分41秒 | Weblog
ORIGINALITE オリジナリテ 独創性

秋にしか食べることの出来ない 後楽園近くの洋菓子S店の栗のお菓子。
二種類  マロンシャンティと モンブラン。
マロンシャンティは 丹波栗の裏濾したサラサラ粉の栗を
濃厚な生クリームのみで頂くお菓子。
モンブランは 常識で考えられないタイプ オリジナリテ溢れる
栗のピューレと生クリームをあわせただけのクリーム。
どちらにも スポンジケーキは付いていません。
ブログで店名を教えられない程 丁寧なオーナーの作品で
素材の良さと 職人の情熱に敬服してしまいます。
お店に行って注文をしてから 作ってくださるので
大量には生産していません。
時期も 10月中の丹波栗の甘みの強い時だけしか マロンシャンティは
作っていません。11月までモンブランは頂けるのですけれど
慌しく生活している私にとって 秋に一度 この店に来ることは
夢であり 目的にまでなっています。
日曜日に実現。
私が大学生時代からある栗のお菓子ですけれど コマーシャルに乗らず
品質を保っていて 尊敬しています。
このお店のご主人は 秋になると栗の裏ごしでへとへとになるとか・・・・

シャンソン

2007年10月26日 12時25分53秒 | Weblog
ORIGINALオリジナル

最近 お客様は
私が自分で作詞作曲した曲を歌うと
とても 喜んでくださいます。
新曲「NOZOMI」はゲンズブールのシャンソンを
聞きながら新幹線の「のぞみ」の中で書き上げた曲です。
それから 最近出来た曲「激しい雨 JE SUIS JALEOUSE」
これは 出来たてほやほや  ですから
今 暗譜しています。
この時期の曲としては昨年作った「BRUXELLEの雨」という曲。
私の昔の思い出話のシャンソンですけれど
初めて私のシャンソンを聴くお客様に
先日 岐阜のコンサートで 一番褒められました。
自分のオリジナルは やはり 真実の魂がこもるし
詩と曲のイメージが 当然自分自身なので 
作風と表現と魂が一致して
音楽的文学的表現がストレートに お客様に届くのでしょうね。
表現芸術家というのは
他人の作品を 自分の体を通して作者の意図を間違えず
伝えなければならないので
とても 難しい職業だと 痛感します。

長坂玲

2007年10月22日 12時21分06秒 | Weblog
岐阜の養老の滝

生まれて初めて岐阜県の養老へコンサート出演に行きました。
二十代のころ ブリュッセルにいでクラシックの歌手だった頃
からの友達がご主人と経営する病院の10周年記念コンサートでした。
養老は空気の綺麗で 飛騨牛が美味しくて なんとも のどかな
良い気を感じる場所でした。
お客様に喜んでいただける事だけを考えて プログラムを組みました。
一緒にバイオリンの会田桃子さんと ピアノの徳永洋明さんも
東京からお連れして 華やかな演奏会になりました。
初めてシャンソンを聞く方に楽しんでいただけたようです。
照明 音響も工夫して下さり お食事も豪華で こんな風な
演奏旅行の仕事は 体が多少疲れも 心は癒されます。

シャンソン

2007年10月16日 10時26分46秒 | Weblog
秋らしくなり 金木犀の花が今年は沢山咲きました。
香りは 例年より少ない気もします。
朝 慌しく出掛けて深夜帰宅する わずかの時間に
癒される自然の 色彩と香りに感謝して
一週間が 一日のように過ぎていきます。
ブログの書き込みが 少なくなるのは 涼しくて
ゆっくり眠れるせい?
あの 暑い夏が嘘のように 秋の宵は寝心地が良いですね。
涼風 虫の音 金木犀の香りに幸せを感じます。

シャンソン

2007年10月08日 16時56分38秒 | Weblog
CHANSONIERE シャンソニエール

シャンソニエとは 自分で作詞作曲してシャンソンをうたう
人のことですけれど吟遊詩人の流れであるシャンソンは
自作のシャンソンを歌って 初めて その人となりが感じられる
モノだと思います。シャンソニエの歌はそれぞれの個性が
あつて 好きです。
女性は シャンソニエールといいます。
フランス語での詩ではないので 果たしてシャンソンと言えるかどうか
疑問の私の歌・・・・・
でも 作詞・作曲は 自分の思想と感性を素直に出せるので
イメージが浮かぶと 楽譜に向かいます。
時とすると 喫茶店の中 車の中で メモ用紙に五線譜を手書きして
書きます。
今回 シヤンソン館で「NOZOMI」という曲を発表しました。
京都に行く新幹線の「のぞみ」 の中で ゲンズブールの
曲を勉強している時 浮かんだ詩と曲・・・・・
私の場合 作詞 作曲は 神様が突然下さるプレゼント。
苦労しないで 浮かんでくるだけです。
でも 楽譜に書き上げるのには 数時間かかります。
ピアノに向かい コードや伴奏を考えます。
そして 修正には 何日か暖める時間も必要。
覚えるのに 数日かかります。自分の曲は生まれたばかりなので
聞き覚えることも出来ませんから覚えにくいです。
曲のイメージから出来上がり 発表までに一~二ヶ月位要します。
たつた 三分の曲なのに・・・・
でも 作詞作曲は大好き!!!!

日本シヤンソン館

2007年10月08日 15時37分17秒 | Weblog
日本シヤンソン館 館長の芦野宏先生

芦野先生は レパトリーが2000曲もあるので 毎回
珍しいシャンソンが聴けます。
パリのミュージックホールという 楽しい曲は
こんど 私のリサイタルの時にも ゲストで歌っていただけるそうです。
先生は 声も姿勢も 舞台での動きも40歳代。
基本 基礎 が体に染み込んでいらっしゃるからですね。

シャンソン

2007年10月08日 15時32分15秒 | Weblog
日本シヤンソン館の秋の庭

東京を出る時 気温は29度。
群馬県渋川に夜 到着すると20度位で 寒く感じます。
今月は三連休の日曜日に 出演でしたので
土曜日の高速道路の渋滞が心配でしけれど すんなり着きました。
日曜日の朝は
湿度も無く秋晴れのシャンソン館のお庭が なんと素敵なことか・・・
つる薔薇の実が橙色に青空に 映え
リンドウ の青 シュウメイ菊の可憐さ
ライブ演奏の緊張感が飛んでいくようでした。
伴奏は徳永洋明さん。作曲家の彼はアレンジのコードが
毎回 進化して行き
驚くような不思議な世界を作ってくださるので
普通のシャンソンでなく 芸術的で魅力的になります。
お客様もそれを感じて下さるようです。


シャンソン

2007年10月02日 12時17分50秒 | Weblog
LA CHANSON DE PREVERT プレヴェールのシャンソン

日本語のタイトルは「枯葉に寄せて」です。
プレヴェールとコスマのシャンソン「枯葉」を題材にした
ゲンズブールの作詞作曲のシャンソンです。
枯葉は 直訳で死んだ葉達 つまり 死んだ愛の数々
終わった恋愛
と 比喩しているシャンソンです。
軽快なリズムで歌う方も多いですけれど
私は語り調で 歌います。
詩の内容が大人っぽい・・・・ので
あまり 跳ねた軽快な感性になれないのです。
私の詩の訳は

「ああ あなたに思い出してほしい・・・・ と始まる このシャンソン
はあなたのシャンソンだった。あなたの好みよね。
プレヴェールとコスマの曲。
毎度  枯葉 を聞くたび 私はあなたを思い出す。
愛が終わり 時が過ぎても 」

「他の人達の恋愛は 物足りなかった。好みが違うから。」
だから 枯葉を聞くたび 私はあなたを思い出す。
愛が終わり時が過ぎても」

「いつ始まり いつ終わるのか 誰もわからない。
秋が過ぎ 冬が来る  この プレヴェールのシャンソン。
このシャンソン 枯葉が 私の思い出を消していく。
その時は 私の愛も終わることでしょう」

シャンソン

2007年10月01日 00時42分16秒 | Weblog
LES FEUILLES MORTES「枯葉」 死んだ葉

日本語に訳すと「枯葉」というシャンソンは
これからの時期に 歌いたくなるシャンソンです。
フランス語の直訳は 死んだ葉達。
このシャンソンを細かく訳して フランス語での歌い方を
雑誌「歌う」に二度にわたって 掲載しました。
日本語に訳して歌うと 本来の詩人プレベールと
作曲者コスマの言いたいことや ニュアンスが出ないのですけれど
フランス語で歌うと 内容が訳詩の三倍もありますし
大人の恋の歌ですから 心情の表現力がかなり 大変です。
「ああ あなたに思い出してほしい・・・
私たちが幸せだった日々を・・・・」
と 始まります。
「私は忘れていない。あなたが私に歌ってくれた私たちに似たシャンソン」
「あなたは私を愛し 私はあなたを愛した。二人きりで暮らした。」
「でも 人生は愛するものを 引き裂く。音も無く。」
秋になり 葉が散り始めるころ 地面に死んでゆく枯葉を見ながら
昔の恋を思い出し しみじみ語るシャンソン。
何度歌っても 素晴らしい詩 素晴らしい曲と感じます。