私は私の舞台を見れないので ピーちゃんに感想文を書いて頂いて
ブログに記録として
アップさせて頂いております。
今回も
会社の試験勉強があるなか
早速に 感想文を書いてお送りくださり
心より お礼申しあげます。
私は 褒められると痒くて恥ずかしいし
きっと
私のお弟子さんだから
先生に対して 良く書いてくださるとは
知りながらも
嬉しい思いで感想文を拝読いたしました。
以下
ピーちゃん文章を掲載。
川島豊 と10人の女たち」
リリ先生 圧巻 の 舞台 感想 ①
2022年1月18日(火)17時開演
内幸町ホール
一部
オープニング
川島さんが歌われ、ゲストの10人の女性が紹介され、舞台で1列に並ばれた時、
リリ先生は、美しい白のドレス、黒ショールで、プロポーション、誰よりも若く、後ろ姿の肩甲骨も素晴らしくて、最高でした!!
二部
【Que reste-t-il de nos amours ?】残されし 恋の後には
川島さんとのデユエット
Que reste-t-il de nos amours ?は、
リリ先生、近藤さんのアレンジがお洒落で、(いつも素敵ですが、今回も新しく更に。)
メロディーラインのアレンジ、テンポやリズムの変化が、とてもカッコよかったです。
リリ先生が下のパートを歌われ、川島さんが上を歌われたり、
ソロ、ユニゾン、ハモられたり、掛け合い、セリフも終わり方も、魅力的で素晴らしかったです。
大人の雰囲気、切なさや、苦い雰囲気、時間の経過、昔の恋を想い出しつつ、達観しているような感じ、フランス的な香りを感じました。
「Ce soir, le vent qui frappe à ma porte 今宵、戸を叩いた風が
Me parle des amours mortes 僕に過ぎし恋を語る」
と川島さんが想いを馳せるようにそこから1番を素敵に歌われ、
途中でリリ先生が、正面から登場され、
「Que reste-t-il de nos amours ? 私たちの恋のなにが残っているのでしょう。」
「Que reste-t-il de ces beaux jours ? あの美しい日々のなにが残っているというのでしょう。」
と深い声で歌われ、
惹きこまれました。
「Bonheur fané, cheveux au vent 色あせたしあわせ、風になびく髪
Baisers volés, rêves mouvants 奪った口づけ、とりとめのない夢」
と、リリ先生、
「Un petit village, un vieux clocher 小さな村、古い鐘楼
Un paysage si bien cache 人里離れた風景」
と川島さん
がそれぞれ歌われて、
フランス語の音の響き、韻、表現が
素敵!!と思いました。
Les mots, les mots tendres qu'on murmure ことば、ささやかれる愛のことば
という部分からのリズムが変化したり、
(ジャズの雰囲気やビートもあり)他にも沢山、記憶できない程、魅力的な部分が、沢山、つまっていました。
ラストの
「Et dans un nuage, le cher visage de mon passé そして雲間に浮かぶのは、昔のいとしい面影」
まで、酔いしれながら、あっという間の時間でした!!
リリ先生と川島さんのトークでもおっしゃっていましたが
(今回ゲストの方がパフォーマンスの前後で川島さんとトークされるという演出でした。
川島さん、歌にダンスにトークに、着替えに、すごい!)
リリ先生と川島さんが以前されていた、
サラマンドルショーや
有楽町マリオン、ヤクルトホール、内幸町でのデュエット、ご共演も色々と
思い出し、とても懐かしかったです。
私は確か、20代後半か30代前半で大興奮でした。
今回も益々、素晴らしく、大興奮、そして
(私が申すのは僭越ですが)さすがお二人、
東京芸術大学ご出身!!と改めて思いました。
P
川島豊 と10人の女たち」
リリ先生 圧巻 感動の舞台 感想②
【Je suis malade】 恋の病におかされて
リリ先生の Je suis maladeの圧巻の歌声、
ラストのイナバウアーのポーズの美しさ、照明の美しさが
今も鮮明に耳と目と心に残っています。
リリ先生の身体と心からの深い歌声、フランス語のセリフ、発音、
息遣い(敢えて感情表現、音楽表現の為に
吸う息、吐く息が 聞こえるように表現された部分について)も、
ホールで、鮮明に聞こえ、美しかったです。
ワンショルダーでシックに輝く美しいデザインの濃紺ドレスをまとったリリ先生が、
スタンドマイクに立たれた瞬間、
前奏が流れている間に、完全に恋の病に冒されている女性になられ、
「Je ne rêve plus je ne fume plus もう夢も見ない、 タバコも吸わない」
「Je n'ai même plus d'histoire 語る話さえもうない」
という、始まりの声と発音の1つ1つの陰影が芸術的に美しくて、
セリフの部分も歌われる部分も言葉と感情の一致、
諦めや、疲れ、切なさ、寂しさ、悲しみ、怒り、絶望感等、
沢山感じられ、本当に心が張り裂けそうな感じ、恋の病の辛さが伝わりました。
リリ先生が作られた音楽の作りが美しくて、
近藤さんとのアレンジ素晴らしく、
ギター、ピアノ、先生の歌声とともに
一緒に涙ぐみ、段々アップテンポになり、魂の叫びとなる部分など、一緒に興奮して狂いました。
「Je suis malade complètement malade 私は病んでいる 完全に病気。」
と繰り返す部分の言い方も都度、表現が違って感じられました。
「C'est ça je suis malade そう、私は病気」 から
「T'entends je suis malade. あなた、わかるでしょ わかる? 私が病んでいることを。」
へのクライマックスへの叫びが、本当に圧巻でした。
確か、後奏は、ギター(だったと思います。)の音の中、
リリ先生の感情が心に突き刺さり、感動 涙 胸一杯で、美しい余韻に浸りきりました。
「素晴らしかったです!」と申しても、全く信じて頂けないようですが、
インターナショナルで音楽を沢山聴かれている先生が
ご自分で聞きたいように考えられて練習され、表現され、
感情に偽りなく情熱的に魂を込めて歌われているので
素晴らしいのだと思います。
「本番、ご自分で客席にワープして同時にご一緒に聞けずに
残念です。リリレイさんのファンになること間違い無し!だと思います!」
と思わず先生に申してしまいました。
素晴らしい「Je suis malade」が聞けて、
感謝です。
感動し過ぎていて、先生の音楽の舞台の
虜になっており、
Je suis maladeかもしれません。
次の舞台が早く観たくて、
ああJe suis malade。
2月4日(アメリカン倶楽部は、拝見不可かもですが)
2月5日、大和田さんリリ先生に習われて20周年記念 リサイタル楽しみです。
大和田さんとリリ先生も沢山歌われるご予定で嬉しいです。