Nuis de plaine lune ニュイ ドゥ プレヌ リュヌ 十五夜
Clair de lune クレール ドゥ リュヌ 月の光
週末は 秋雨前線と 台風の影響で まるで嵐。
木曜日 金曜日は 大雨と凄い風でしたけれど
連休前の銀座は 大入り満員。
土曜日も 貸切の方々も含め 大勢の方がシャンソニエで
シャンソンを楽しんでくださいました。
木 金 土曜日の 三日間は ゲストの歌手の方は 無く
歌手は 私一人だけ。
そんな時は ピアニスト アコーディオニスト マジシャン
皆さんに 助けられます。
感謝です。
10月7日の土曜日は 仲秋の名月 十五夜でした。
金曜日深夜は 中国のゲッペイ 月餅の中に二つ塩卵の入ったお菓子
を頂き 土曜日は
生徒さんの Aさんから頂いた お月見の白いお団子を食し
嵐の後の 深夜の月を仰ぎ見れば
青白い大きな満月が 嵐の後の空を 透明な光で神秘的に照らしていました。
日本の空は 秋から冬になると 月が良く見れますけれど
欧州 特に 私の住んでいたベルギーでは
寒い時期に 月を見た記憶がありません。
あつたとしても ぼんやり霞んだ空に 一瞬だけ。
でも 都心の夜空に 青白い月明かりを見ていたら
私の魂に流れてきた音楽は
「Clair de lune」クレール ドゥ リュヌ という
Paule Verlaine ポールヴェルレーヌ の詩
Faure フォレ作曲のフランス芸術歌曲「月の光」でした。
一節
Tout en chantant sur le mode mineur,
すべて 短調で歌われ
Au calme claine de lune trist et beau,
静かで 透明な 悲しく美しい 月の光の下
Qui fait rever les oiseaux dans les arbres,
木々の鳥達を夢にいざない
Et sangloter d'extase les jets d'eau,
les grands jets d'eau sveltes parmi les marbres.
大理石に囲まれた噴水の細い水を
エクスタシーのうちに すすり泣かせる。