陸上自衛隊第1空挺団は明日7日に、予定していた「降下訓練始め」を習志野演習場で予定通りやることが明らかになった。能登半島の巨大地震で輪島や珠洲が陸の孤島と化し、救援物資がろくに入らないなかで食料不足が深刻になっているのに、ヘリコプターや輸送機の訓練をするという。アメリカはじめ7か国の軍隊も参加する大々的なもののようだ。こんな緊急時に、救援物資の投下をするのではなく、戦争での島しょ防衛のための空挺団のパラシュート降下訓練をするのだ。やることが違うだろう。
島しょ防衛・奪還の降下訓練ではなく、救援物資の輸送に切り替えるべきだ。自民党は憲法改悪の目的の一つとして緊急事態条項をつくるといっているが、いま眼前にある緊急事態に対処するのに改憲が必要なのか?
いま足りないのは、緊急事態条項ではなくて、心だ。