山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

「ブラックバイトから学生を守ろう」政策提言大賛成

2014年06月03日 10時20分01秒 | Weblog
 共産党の山下芳生書記局長が昨日(2014・6・2)発表した「ブラックバイトから学生生活を守ろう」という提言にもろ手をあげて賛成したい。
 ブラック企業がはびこり、いま安倍内閣のもとで残業代ゼロの総ブラック化作戦がすすんでいいるなかで、胸のすく提言だ。低賃金・低処遇にもかかわらず、正社員並みの過度な責任やノルマが課される例が多くある、テスト期間なのにシフトに入ってくれといわれる、塾講師で授業の準備や授業後の報告書づくりが賃金に加算されないなどの実態がたくさん書かれている。
 いっぽう、多くの学生がバイトををしつづけないと学生生活が送れない実態がある。首都圏の私立大学生の仕送りは1994年度の12万4900円平均から2013年度8万9000円に下がっており、家賃を引いたら1日あたりの生活費は937円だという。
 奨学金はほとんどが有利子、奨学金という言い方を辞めるべきだ。完全なローンだ。右翼ブログが、奨学金の利子はアコムなどに比べて格段に安い、マイカーローンに比べても安いなどとひどいことをいっているが、奨学金が利息稼ぎになっている日本は異常だ。いまや企業に対して0・2%の利子で貸しますよと一部の銀行が営業攻勢をかけている時代なのに。
 大学の学費もあまりにも高い。国立大学も決して安くない。
 そんな状況で、バイトに縛られた学生生活。バイトを休ませてくれないために、ゼミ合宿も日程が合わないというのはザラ。学生バイトといっても、バイトリーダー、時間責任者などの「役職名」をつけられ、賃金は最低なのに、シフト管理・新人育成・商品の発注・店舗のカギの管理など正社員がやる仕事を学生バイトにやらせている。
 学生バイトも立派な労働者だ。すべての労働法規が適用される。労働組合にも入れる。ブラックな働かせ方をやめさせ、学生の生活と権利を守らせよう。学生に勉強時間と、のんびりものごとを考える時間を与えよう。
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