わたしは、大阪都構想なるものを市民が否決し、独裁者橋下を打倒したことに特別な感慨を覚える者のひとりだ。
橋下は2008年2月、知事になるとすぐに教育福祉の削減に大ナタを振るった。住民投票の終盤に女性の支持が少ないとわかると、にわか笑顔で「教育福祉の充実」をさけんだのは策略にすぎなかった。彼にとって政治は自己責任、競争原理、権力集中、独裁政治がすべて。選挙の結果が民意であり、打ち出の小づちだった。教育福祉は利用できる範囲でつかう道具でしかなかった。
彼は知事になると、小学校1・2年生の35人学級は役に立たないといって廃止しようとした。ところが府のPTA連合会が短期間に100万の反対署名を集めると、しぶしぶこれを撤回した。府立高校の校長会に対して「あなたがたは教育のプロかもしれないが、民意を聞くプロではない」と政治的押しつけを宣言した。
わたしにとって、また府立高校に勤務した教職員(校長も含む)にとって、いつまでたっても許すことができないのが、350人の臨時職員を全員、ひとり残らず首にしたことだ。実習教員削減の代替として臨時職員が配置され、20年以上も働いてきた人たちがいっぱいいた。年収110万円くらいで、ダブルワークで最低生活を支えていた人たちも多くいた。年間100万枚に及ぶ印刷全般を一手に引き受ける教務補助、理科・家庭科の実験実習、図書館業務などを担っていた。高校教育をしっかり支えていた人たちだ。
よその県よりも上回って措置されているから廃止するといった。だが下回っているところは底上げするのかといえばそれはしない。当時、大阪府立高校の授業料は全国最高だった。おまけに冷暖房費を徴収していた。
臨時職員の多くが組合に結集して闘った。府立高校PTA連合会も、教育の質の低下になるからやめてほしいと要望した。だが橋下知事は冷酷無比。団体交渉で、「350人よりも御堂筋のイルミネーションの方が大事か」と問うたら「そうです」と答えた。この年、橋下は御堂筋イルミネーションを5億円かけてやることをぶち上げていた。09年3月で全員解雇された。ときあたかもリーマンショックで大量解雇、年越し派遣村がつくられた時だ。各県では雇用対策として臨時職員を雇用したそのときに、一斉解雇をした。
私学の高校生が私学補助を減らさないでと運動をした。家庭が苦しい中で通っている生徒もいると訴えた。それに対して橋下は「なんで公立に行かなかったのか、日本は自己責任の社会だ、いやなら日本から出ていくしかない」とつめよって、女子高校生を泣かせた。いすれも2008年のことだ。
橋下は住民投票で、子ども教育費を5倍に増やしたと一つ覚えのようにふれまわった。教育費はなんら変わっていないのに、自分の都合のいいところだけつまみ食いして宣伝した。かれは現場から自由を奪い、教育を強権支配の場に作り替えた。
橋下は選挙が民意、その後は自分のいうことが民意、職員はだれであっても民意を語ってはならない、自分の顔色をうかがって仕事をしろと命じた。それに不満があるなら選挙で自分を落とせばいいとくりかえした。
こんどの住民投票は、橋下政治の一枚看板の「大阪都」の是非を問うた。結論は否決。推進した人間は消え去るのみ。独裁者橋下は打倒された。橋下によって、どれだけの人間が苦汁を飲まされたか。名誉と誇り、人権を傷つけられたか。これらは回復されることはないが、橋下打倒で恨みは晴らすことができた。
橋下は2008年2月、知事になるとすぐに教育福祉の削減に大ナタを振るった。住民投票の終盤に女性の支持が少ないとわかると、にわか笑顔で「教育福祉の充実」をさけんだのは策略にすぎなかった。彼にとって政治は自己責任、競争原理、権力集中、独裁政治がすべて。選挙の結果が民意であり、打ち出の小づちだった。教育福祉は利用できる範囲でつかう道具でしかなかった。
彼は知事になると、小学校1・2年生の35人学級は役に立たないといって廃止しようとした。ところが府のPTA連合会が短期間に100万の反対署名を集めると、しぶしぶこれを撤回した。府立高校の校長会に対して「あなたがたは教育のプロかもしれないが、民意を聞くプロではない」と政治的押しつけを宣言した。
わたしにとって、また府立高校に勤務した教職員(校長も含む)にとって、いつまでたっても許すことができないのが、350人の臨時職員を全員、ひとり残らず首にしたことだ。実習教員削減の代替として臨時職員が配置され、20年以上も働いてきた人たちがいっぱいいた。年収110万円くらいで、ダブルワークで最低生活を支えていた人たちも多くいた。年間100万枚に及ぶ印刷全般を一手に引き受ける教務補助、理科・家庭科の実験実習、図書館業務などを担っていた。高校教育をしっかり支えていた人たちだ。
よその県よりも上回って措置されているから廃止するといった。だが下回っているところは底上げするのかといえばそれはしない。当時、大阪府立高校の授業料は全国最高だった。おまけに冷暖房費を徴収していた。
臨時職員の多くが組合に結集して闘った。府立高校PTA連合会も、教育の質の低下になるからやめてほしいと要望した。だが橋下知事は冷酷無比。団体交渉で、「350人よりも御堂筋のイルミネーションの方が大事か」と問うたら「そうです」と答えた。この年、橋下は御堂筋イルミネーションを5億円かけてやることをぶち上げていた。09年3月で全員解雇された。ときあたかもリーマンショックで大量解雇、年越し派遣村がつくられた時だ。各県では雇用対策として臨時職員を雇用したそのときに、一斉解雇をした。
私学の高校生が私学補助を減らさないでと運動をした。家庭が苦しい中で通っている生徒もいると訴えた。それに対して橋下は「なんで公立に行かなかったのか、日本は自己責任の社会だ、いやなら日本から出ていくしかない」とつめよって、女子高校生を泣かせた。いすれも2008年のことだ。
橋下は住民投票で、子ども教育費を5倍に増やしたと一つ覚えのようにふれまわった。教育費はなんら変わっていないのに、自分の都合のいいところだけつまみ食いして宣伝した。かれは現場から自由を奪い、教育を強権支配の場に作り替えた。
橋下は選挙が民意、その後は自分のいうことが民意、職員はだれであっても民意を語ってはならない、自分の顔色をうかがって仕事をしろと命じた。それに不満があるなら選挙で自分を落とせばいいとくりかえした。
こんどの住民投票は、橋下政治の一枚看板の「大阪都」の是非を問うた。結論は否決。推進した人間は消え去るのみ。独裁者橋下は打倒された。橋下によって、どれだけの人間が苦汁を飲まされたか。名誉と誇り、人権を傷つけられたか。これらは回復されることはないが、橋下打倒で恨みは晴らすことができた。
それぞれの立場は違いましたが、いつも生徒のことを大切に思う学校の仲間たちでした。
仕事の後で食事をしいても、気になる生徒たちをどのように支えてやったら良いのか、何か良い方法はないか、可愛い生徒の話ばかりになっていきました。
学校の職場は、勤務時間以外での仕事がいっぱいあるのです。生徒に教えるためには、自分自身の学問の研鑽もしなければなりません。
私も、生徒から教員から、いっぱい学びました。
本当に大切な学びの場でした。
生首を切られ解雇された後、一旦は民間企業に入りましたが、人間関係の汚さ、疲弊した社員の顔顔顔。
給料は良かったのですが、身体を壊して辞めました。
人間らしく働きたいのです。仕事に誇りを持ち、精一杯喜んで働きたいのです。
この4月から、絶対に働いてやるもんか!と思っていた府立高校でまた非常勤事務補助員として働いています。
毎日とても忙しいですが、生徒たちの体育祭の準備の応援合戦の練習や立て看板作りを見聞きすると、元気が湧いてきます。
さ、また明日からも充実した限られた日数ですが、頑張って働きます!
(こんな良い働き手の首を切った橋下は大馬鹿です!と、言わせてください。)
教職員は企業と違い競争相手もおらず(→競争のために授業や生徒指導をやっているのではありません)、会社の利益など考えず(→生徒の最善の利益のために仕事をしています)、給料も安定し(→大阪は全国最低賃金)、平々凡々とした仕事(→なにをもって平々凡々というのか、先生が暇そうにしているならばこれこそ素晴らしい、生徒にとって最高の環境。ピリピリキリキリしている先生には悩みを抱えた生徒は近寄らない、最近はピリピリが多いのではないか)、楽をすることが当たり前の風習(→そんなに楽をしているのでしょうか、息子や娘さんが教員になった人から様子を聞いてみたらいかがでしょうか)、企業ならおのれの給料を削って与える(→正社員がパートアルバイトに自分の給料からお金を配っている企業の名前を教えてください。大阪の教員給与は7%削られています。しかし府知事は臨時職員を解雇しないために削った金を回すことはしませんでした)、一般企業の以上の給与をもらい(→正規職員の部下を70人から100人ひきいる校長の給与が1000万円いかないのが実状)、工夫もしないのに不満ばかり(→ひとりやふたりの自分の子どもに対してさえ四苦八苦していることから考えれば、40人相手に工夫もせずにできる仕事でしょうか、精神疾患を病む教員がふえていることに心が痛みます、教職員の時間外労働は政府統計にあります)。
このブログを始めた当初(2008年9月)は橋下の教員攻撃が激しく、橋下信者から私の発言にいちゃもんがたくさんよせられました。教育の問題ではていねいに対応するようにしていました。
一市民さんには教員はろくでもない集団と写っているようですが、教育を語るにはもっともっと具体的な事実、事例をもとに話し合うべきだとおもいます。
そんな数字どっから持ってきたん?
名古屋市人口約228万、職員約3万、
大阪市人口約269万、職員約3万5千。
人口比では全く同じなんですが。
横浜の事なら菅官房長官が発言してましたが、あの数字も横浜だけ公営企業職員(いわゆる現業職)を省いたもので、大阪も同じベースにすると若干多い程度。
しかも、横浜は昼間人口が減少し、大阪は50万増えるので、それを勘案すると余り変わらないとも言えます。
それくらい調べてから書き込むように。このデマ野郎!
ま、橋下レベルの頭じゃしょうがないが。
大阪の市役所の職員数は名古屋の倍ですからね。
ムダが多いのでは??
橋下さんのやり方は好きじゃないけど、
橋下さんで無理なら大阪の改革は無理だと思います。
第一志望の公立を受験して不合格で、仕方なく滑り止めの私立に進学した生徒も多いよね。
あと7ヶ月。
松井さんと一緒に、辞めてほしい。