山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

杉田水脈、安倍子飼い議員の本質

2018年07月29日 15時21分48秒 | Weblog
 自民党細田派つまり安倍晋三直系議員の本質を暴露したのが杉田水脈議員の差別発言だ。その発言に法学者の谷口真由美さんは「ふるえがきた」とテレビでコメントした。そう、震えがくるような内容だ。
 「LGBTのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子どもを作らない、つまり生産性がないのです」LGBT支援の広がりは「コミンテルンが家族を崩壊させようと日本に仕掛けた陰謀、世論操作である」
 子どもを産むかどうかで人間の価値を分けるなど恐ろしい考えだ。しかもLGBTへの理解・支援の広がりはコミンテルンの陰謀だという。コミンテルンは1943年、今から75年前に解散している。そんなものを知ってか知らずか持ち出す無知蒙昧ぶりにはおどろく。
 杉田氏は保育所についてもおどろきの発言をしている。保育所を「誰もが利用できるのがあたりまえ」というのは「大きな間違い」といい、「保育園落ちた」ということは「落ちた人々より必要度が高い人がいたというだけのこと」で「あなたは必要度が低いので自分で何とかしなさい」という。教育無償化にも反対。保育所は「子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をする。旧ソ連のモデル」だという。おお、なんという理論。保育所でどんな洗脳教育をやっているのか、子どもを預けているお母さん方にきいてみたい。そういえば洗脳教育は一つだけあった。安倍首相夫妻が絶賛していた籠池夫妻の塚本幼稚園だ。戦前戦中の教育勅語の暗唱をさせ、安倍首相への支持宣言をさせていた。こういうのを洗脳教育という。
 もちろん従軍慰安婦問題での妄言は、言わずもがなだ。根っからの歴史修正主義者が、LGBTへの理解が広がる動きにがまんがならず、わけのわからない理屈をつけて差別言辞を並べ立てた。
 もと日本維新の会で落選中のこの人物を比例1位か2位で引き上げたのが安倍晋三だ。安倍氏の最も好きなタイプだ。ヒステリー的なウルトラ右翼だ。子どもを産まない人間は生産性がないと切り捨てる人間観を公然とふりまく議員をそのまま続けさせていいのか。憲法遵守義務を負う国会議員の資格がない。2年前、津久井やまゆり園で障碍者19人を殺害した人物の優生思想に通じるものがある。
 
 
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