山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

文楽技芸員と橋下市長の公開討論会 

2012年10月05日 06時46分48秒 | Weblog
 10月3日、文楽の技芸員47名と橋下市長との公開討論会が市役所でおこなわれた。その写真をみると、橋下氏の普段着のシャツ姿に対して、技芸員は紋付に袴姿の正装でのぞんだ。この写真には技芸員の方々の誠意がにじみでている。人に対する礼儀という点で差を感じた。

 橋下氏は人には常々きついことをいう。君が代斉唱の時は、腕をまっすぐに中指をズボンの筋に当てろ、手を前で組むのは休めの姿勢だなどと職員に命令した。しかし、橋下配下の松井知事は腕を前に組んでいる写真が出回った。橋下氏の根拠は軍隊の訓練にある。軍事教練では基本に「不動の姿勢」がある。手元の軍事教練の本では、かかとをつけて足先は60度にひらき、ひざは伸ばし、上体は少し前にかたむけ、肩は後方に引き、手をももに接し、中指を縫い目にあて、あごを引き前方を直視するとなっている。休めは、橋下氏のいうのとは異なり、左足を前に出すとなっている。だが、児童生徒国民への軍事教練が廃止されて67年になる。これに拘束される理由はない。歌や旗に不動の姿勢で敬意を払いながら、人に対して横柄な態度をとったりバカにするのは、本末転倒だ。
 
 信頼を寄せる特別顧問らをつかって調査をさせ、長時間のヒアリングを経て組んだ予算をさらに3900万にカットし、自ら議会に提案して議決されたものにいちゃもんをつけてだだをこねた橋下氏。公開討論でやっと支給にうごいた。どれほど文楽にねたみを持っていたかがわかる。ところで、他の多くの補助金の公開討論はいつやったのですか?橋下さん教えてください。

 
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