「あすから」とは本日、7月1日からトレーサビリティー制度が清酒などの米を使った商品に導入されるそうです。つまり原料米の産地が表記されるということですね。
ただし対象となる品を説明する部分の文言、「7月1日以降に出荷されたコメを使った商品は・・・」の件は誤解を招き易いですな。事実 私も誤解しましたし。
「7月1日から店頭の品に表記されるのではなく、その日以降に出荷された米を使って作った品のことです。」とは〆張鶴醸造元・宮尾専務の解説。つまり清酒の場合ですと、この時期に仕込みをするところは少ないですから、秋になって新米が収穫され、それを原料に造ったお酒が始めてこの「産地証明」の対象になることも… ってことは今年の冬の「しぼりたて」出荷から表示を開始しても問題はないということですな。もっと言ったら、もし原料米を大量に在庫しているところは、それを使い切るまで表示義務を免れられるってこともあったりして。まぁ あくまでも可能性の話ですが。
2008年の事故米(汚染米)騒動がキッカケらしいですが、産地を明確にすることが不正防止に繋がるかどうか・・・せっかく始めるのですから良い効果をもたらしてくれるといいですね。
つまるところは関係者のモラルの問題でしょう。
お客さんが口にされるものですからね。雑誌やメディアでの露出は少なくても、その辺の認識がしっかりしている蔵元さんとお付き合いさせていただいております。
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