どこまで良いものがつくられるか・・・ ものづくりに携わるかたでしたら誰でも挑戦したいことでしょう。
何を以って「良い」とするかは人それぞれ、日本酒の世界で最も上質なものがどうあるべきかも人それぞれの価値観によると思いますが、ここにひとつの答えがあるのかも・・・ そんな気持ちで200年目の酒造りに勤しむ銘酒蔵の極上のお酒を比較試飲、俗に言う唎き酒ですわ。
すべて同じ規格。違うのは貯蔵年数。
一番古いものでH3BY=平成3酒造年度(Brewery Year)、平成3年の7月1日から翌6月30日の間に醸造されたお酒。27年熟成の古酒です。
それだけの年数に渡り試作を繰り返して、尚もたった一回しか世に出さなかったのは、「純米大吟醸」という言葉が持つ重みを大切にしている酒蔵の真摯な姿勢のあらわれ。生真面目な宮尾さんらしさが感じられますわ。その思いは全ての〆張鶴製品に込められているんですよね。お客さんに提供できないお酒をブログに載せるのは失礼なことかも知れませんが、それをお伝えしたくて載せました。
蔵の考えがしっかりしているのは販売店としてとてもありがたいことなんです。
そしてなによりも200年〆張鶴というお酒を飲み継いで来てくださっているお客さんに御礼申し上げます。
これからもどうぞご贔屓くださいませ。
では、本日も日本酒で乾杯!