先日、業者のかたから今秋発売されるボジョレー・ヌーボーの案内を頂戴しました。11月の第3木曜日の話だと思うと、正直なところ未だ気が乗らないんですよねぇ。そもそもウチが仕入れるとしても、それよりさらに1ヶ月ほど後の船便ですし。って言っても それはこちらの都合、航空便も船便も現地を出発するのは同時期ですから、船便だから発注は遅くてもいいでしょ・・・とはいかないんですよ。面倒ですね。輸入品なのに これほどの円高でも然程良い影響はないらしいですし。
それはそうと、今年は「ロゼ」の案内が目立ちますな。ボジョレー・ヌーボーというと赤のイメージですけど、僅かながらロゼも造っていると聞いてはおりました。昨今の傾向から業者のかたがたは 「今年はロゼっしょ!」と読んだんでしょうかね。
バブル期に「ボジョレー・ヌーボーの〈白〉下さい。」と来られたお客さまがいらっしゃいました。私なんぞが語らずとも皆さんご存知でしょうから、これ以上は申しませんが、そのお客さまには説明を尽くすも虚しく、納得していただけませんでした。これは私の酒屋としての信用度の低さを示すエピソードとして、その後の勉強の糧になっております。
さてさて、ペットボトルありスクリューキャップありのヌーボー市場、年に一度のお祭りだと割り切ればそれほど気にならないと思うのですが、ワイン文化を重んじる層にはその容姿が歓迎されることはなさそうですな。
今後の流れが面白そうではありますが。
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