マイタのブログ

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親バカ、というよりも馬鹿な親でして…

2009年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム

高校3年の息子が大学のオープンキャンパスに行ったりと、進路についてかなり真剣に考えている様子… もう腹は決まっているのでしょうけど、意地悪オヤジの私は「調理師専門学校も見にいったらどうだ?」とか「これからの世の中でのびのび生きるには職人か農家だよな。」などと無責任な発言で息子の決心を迷わすのに余念がないのです。まだまだ足りない、なんとかしてもっと激しく迷わせなければ私の気が済みませんな。

そんな家庭を脱出して大都会でいろんな体験をしてきた息子、帰るなり母親には詳細に報告しておりました。私は離れて聞こえないフリ。なんでも、夕方に歩き回って疲れた体を癒やそうと、やっと探した銭湯に入ったら背中に色つきの模様があるおじさま方が居られたそうな。「風格のある人だった」と感想をひと言。「何の絵だった?」と、興味津津のかーちゃんに息子の返事は「風景画だった。」 …本当かよ。 

その息子が何ヶ月か後に親元を離れて行くのが楽しみですわ。どんどん娑婆の風に吹かれて逆境を体験して欲しいので、「外国に行くという手もあるぞ。」と そそのかしたりもするのですが、現実的に感じないようですな。こっちは結構真面目に言ってるんですけどね。外人との会話が通じないことも痛感したくせに…

男なんだから遠くに行って地元では経験できないことに沢山触れてもらわねばならぬのです。そうやって体で学んだことを肥やしにして新潟で仕事に就き、地域に貢献する人間になってもらうのが意地悪オヤジの夢なのです。これからは地方自治の時代ですからねぇ。若者を流出させてちゃイカンのですよ。もちろんそのためには大人がもっと頑張らねばなりませんが。

離れてみれば分かるはず、生まれ育った土地に宝がいっぱいあるってことが。とか言いながら、出たっきり帰ってこなかったりして。

コメント (2)
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