マイタのブログ

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温室育ち

2009年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

朝食後、時間があったので空瓶業者のH浦さんのビニールハウスまで、洋ランの一種というパフィオペディルムを見にお出かけ。

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この花の栽培はH浦さんにとっては趣味を通り越して一生ものの仕事、まさにライフワークってやつですな。ウチに来るたびに蘭のなんたるかを得得と講釈されるもんですから、さっぱり興味がない私でも一度くらいはハウスを覗いてみようと思いまして… 当人は不在でしたが、一応連絡だけは入れて勝手に見てきました。

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『女神のスリッパ』とも称されるらしいですが、いつ見ても私には食虫植物に見えますわ。

まぁ 色は奇麗だと思いますけどね。

14 13 ←この手のものが人気らしいんですが、私はちょっと苦手です。

かえってこういうシンプルな方がいいなぁ。→

水戸徳川家のコレクションにもなってたそうですから、歴史はあるんですよね。江戸時代でも温室があったってことですな。ビニールは無かったと思うんですが…。

話しは変わりますが、温室育ちつながりの話題を一つ。

モンスターペアレントという言葉はかなり聞き慣れてしまいましたが、最近では「カーナビ親(おや)」なる保護者が増加中とのことで… なんでも、カーナビゲーションよろしく、子供の進む方向を指示して自分の思惑通りの道に誘導する親のことを指す言葉らしいです。この現象は日本に限ったことではなく、教育水準が高いことで知られるフィンランドでは「カーリングペアレント」と呼ばれてるそうですわ。ストーンの前をブラシで擦って目的地に誘導する氷上のスポーツ、カーリングに例えた皮肉だと。

親が子供を心配するのは当然のことですが、あまりにも先々に手を廻しすぎると、子供が失敗や挫折を経験することなく成長してしまうので、大きくなっても判断力や意思決定力、困難に直面した際の対応力などが著しく乏しい人間になってしまうことが懸念されるようです。確かにいい年してそれらの能力に欠けてるなぁ…と感じる若者を見る機会が増えたような気がしますし。

だけど、ウチの子たちも周囲からそう思われているかも…こりゃあ他人事ではありませんわ。私ももしかして「カーナビ親」の一人かも知れません。

なんだかパフィオペディルムに親近感を覚えたりして…。

コメント
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