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アンカーピンニング工法

2015年07月05日 | マンション管理
よく行われているタイルの補修方法として


「アンカーピンニング工法」

ピンニング工法といっても、方法はどんどん進化しているらしく。

現在は、低振動・低騒音・そしてピンも小さくなっているらしい。

同じ、ピンクニングの工法も見くらべて「ふむふむ」



で手順はというと。まずは浮き調査から・・・


1. 浮き調査

  補修部分を明確にする為に、テストハンマーで打診し、

  タイル下地浮き部分を確認する。

2. 注入孔の設定

  タイル下地浮き部分の交差目地部に穿孔位置のマーキングをする。

3. 穿孔

  電動ドリルを用いて、躯体コンクリートに25mm以上の深さまで穿孔を行なう。

4. 清掃

  孔内の切り粉等は、エアー吹付けによる清掃を行い、接着の妨げとなる粉末を除去する。

5. エポキシ樹脂注入

  グリスポンプを用いて、エポキシ樹脂の高圧注入を行なう。

6. 全ネジ切りボルト挿入

  エポキシ樹脂注入後、全ネジ切りボルトの挿入をする。

7. 養生

  エポキシ樹脂注入後、24時間は衝撃を与えないようにする。

8. 仕上げ

  注入孔は、目地セメントにて仕上る。




一方、貼り替えをする場合・・・


「弾性接着剤貼り工法」の例。


有機系接着剤によるタイル後張り工法(接着剤張り工法)は

弾力性(伸縮性)のある接着剤を用いてタイル張りを行うことで、

接着界面に発生する応力を低減できることから、

タイルはく離・はく落防止性能や耐震安全性が優れると考えられる。

近年普及が進んでいる工法だといいます。



この場合の注意点としては、打診音が違うという点。

どういう風に違うかというと・・・タイルが浮いている場合、乾いた音。

しっかりタイルが接着している場合は、重い音という判別が違ってくると。

接着していても・・『軽い』音がするという点。←これ判別難しくなりますよね。



エレベータ周囲でタイルを張る場合、この弾性接着材を使用

してきていると某施工会社は述べておりました。

この特殊接着剤を使うことでコストは上がると、

でも、伸縮性・弾性がある点が安全面を高めるのでという事でした。


どんどんと新しい工法が出てきているため、

実際に、どの工法でやったのが正しいのか正解は言い難いというのが

どうも現状のような気がします。


剥落しないにこしたことはない、

でもねしょせん人間のする仕事です。

手の悪い職人の施工。あるいは、工期短縮の問題。コストの問題と

建設業界も職人不足で大変なようですよね。


あの現場にいた現場監督が、次は、別の会社の名前をつけて現場監督でいる。

あるいは、入社まじかのほとんど素人状態の監督がいる現場と、

まあ、素人監督でも職人さんがプロなら大丈夫なんてことも聞かれます。


東京オリンピックまで職人不足・コスト高は続くことでしょう。

大規模修繕する時は、そのあたりも視野に入れてくださいね。

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