「泉大津の保育をみんなでよくする会」と市との話し合いに参加しました。
当初10月25日に予定されていたものが台風のために延期になったものです。
会議室は仕事帰りの保護者の皆さんでいっぱい、別室では子どもたちの保育が行われています。
今、母親になった娘たちが保育所に通っていた頃、私も保護者会の役員としてこういう場にいました。なつかしい思い出です。
各保育所に保護者会があっても、市内の保育所全体の保護者が集まったり連絡をとったりすることはなかったところから、公立保育所保護者会連絡協議会を立ち上げました。
それから約30年になりますが毎年毎年、保護者の代表の皆さんと市の福祉部との話し合いがもたれなかったことはないと思います。
一日の仕事を終わったお母さん、お父さんがこうして出かけてくるのは大変なことです。
市の職員さんも健康福祉部の幹部職員、児童福祉課、幼保一体化推進グループの職員さんに加え、各保育所の所長さんも参加していただいています。
保護者の皆さんも、行政の職員も皆さんもご苦労だと思いますが、子どもたちの過ごす場所をよりよいものにするために話し合いを重ねてくださることを心強く思います。
前半は各保育所から事前に出された要望に対する市の回答。
「去年も同じ要望してたように思うんですけど・・・」という保護者の厳しい意見もありました。
それに対して「去年の要望でその後、改善されたこと」を具体的にあげ、全ての要望には応えられなくても行政も努力していることが伝わります。
それにしても「小さい子がお昼寝する部屋に網戸を」など、あまりにもささやかなすぐにでも改善して欲しい要望です。
新しくできた、くすのき保育所の保育室に通じる通路は外に張り出しているので、雨の日はびしょぬれ」なども切実な声でした。
「保育料はなぜ、税額によって決まるですか?」という質問もありました。
保育料が税額、つまり所得によって違うのは、「保育は子どものための福祉」だから。
親の経済状況に関わらず、保育の必要な子どもたちには同じように保育が保障されなければならないからです。
いわゆる「応能負担」です。ゆずれない原則だと思います。
それにしても、一定の所得がある保護者の皆さんも「高い税金を払い、その上に保育料も高い」と言う不満が出るものわかります。
そもそも、私たちが30年前に「公立保育所保護者会連絡協議会」を立ち上げたのも、保育料の値上げがきっかけでした。
話し合いの後半は、市が進めようとしている認定子ども園について。
低年齢児対象の戎保育所のお母さんから「3歳になったら必ず他の施設に移らなければならないのだから、認定子ども園についてきちんと説明して欲しい」という要望がありました。
「市役所の人が保育所に来て説明してもらうことはできないんですか?」と。それに対しては「そのようにします」というはっきりした答えがありました。本来、今年の入所申請の前にされなければならなかったことです。
「“認定子ども園はいいことばっかり”のような説明をされるけど、デメリットは?」という質問もありました。
去年、市議会の厚生文教常任委員会で、新宿の認定子ども園を視察したときに議員から同じ質問がありました。
園長さんは「デメリットではなく、課題だと考えています。」とおっしゃったことを思い出します。
「子どもを真ん中において、どうするのが子ども達にとって一番いいのかを考えてきた」とも。
くすのき子ども園に続いて2015年度の開設が予定されている上條幼稚園・上条保育所が5歳児の合同保育をするなかで、とっても仲良しの子どもがいて、実はお隣同士だったということ。家が隣同士でも保育所と幼稚園では一緒に遊ぶこともなかった子どもたちが、仲良くなって、その輪が広がる。そして一緒に小学校に・・・という話がされました。親が働いているかどうかで「子どもの世界」が別々であるより、一緒に過ごせることは嬉しいことでしょう。子ども達が手をつないで駆け回る姿が目に浮かび、「幼保一体化」のよさがイメージできるお話でした。
幼稚園の子どもと保育所の子どもは、同じ年齢でも親の生活スタイルによって子どもの生活リズムが異なる場合があります。
保護者の会の活動も一緒にするのは困難であったり、保護者が参加する行事の日程なども工夫がいります。
「課題」は現場の知恵、親の願いを出し合って、皆で考えながら、子どもたちのためによりよいものを創りあげていきたいものです。
当初10月25日に予定されていたものが台風のために延期になったものです。
会議室は仕事帰りの保護者の皆さんでいっぱい、別室では子どもたちの保育が行われています。
今、母親になった娘たちが保育所に通っていた頃、私も保護者会の役員としてこういう場にいました。なつかしい思い出です。
各保育所に保護者会があっても、市内の保育所全体の保護者が集まったり連絡をとったりすることはなかったところから、公立保育所保護者会連絡協議会を立ち上げました。
それから約30年になりますが毎年毎年、保護者の代表の皆さんと市の福祉部との話し合いがもたれなかったことはないと思います。
一日の仕事を終わったお母さん、お父さんがこうして出かけてくるのは大変なことです。
市の職員さんも健康福祉部の幹部職員、児童福祉課、幼保一体化推進グループの職員さんに加え、各保育所の所長さんも参加していただいています。
保護者の皆さんも、行政の職員も皆さんもご苦労だと思いますが、子どもたちの過ごす場所をよりよいものにするために話し合いを重ねてくださることを心強く思います。
前半は各保育所から事前に出された要望に対する市の回答。
「去年も同じ要望してたように思うんですけど・・・」という保護者の厳しい意見もありました。
それに対して「去年の要望でその後、改善されたこと」を具体的にあげ、全ての要望には応えられなくても行政も努力していることが伝わります。
それにしても「小さい子がお昼寝する部屋に網戸を」など、あまりにもささやかなすぐにでも改善して欲しい要望です。
新しくできた、くすのき保育所の保育室に通じる通路は外に張り出しているので、雨の日はびしょぬれ」なども切実な声でした。
「保育料はなぜ、税額によって決まるですか?」という質問もありました。
保育料が税額、つまり所得によって違うのは、「保育は子どものための福祉」だから。
親の経済状況に関わらず、保育の必要な子どもたちには同じように保育が保障されなければならないからです。
いわゆる「応能負担」です。ゆずれない原則だと思います。
それにしても、一定の所得がある保護者の皆さんも「高い税金を払い、その上に保育料も高い」と言う不満が出るものわかります。
そもそも、私たちが30年前に「公立保育所保護者会連絡協議会」を立ち上げたのも、保育料の値上げがきっかけでした。
話し合いの後半は、市が進めようとしている認定子ども園について。
低年齢児対象の戎保育所のお母さんから「3歳になったら必ず他の施設に移らなければならないのだから、認定子ども園についてきちんと説明して欲しい」という要望がありました。
「市役所の人が保育所に来て説明してもらうことはできないんですか?」と。それに対しては「そのようにします」というはっきりした答えがありました。本来、今年の入所申請の前にされなければならなかったことです。
「“認定子ども園はいいことばっかり”のような説明をされるけど、デメリットは?」という質問もありました。
去年、市議会の厚生文教常任委員会で、新宿の認定子ども園を視察したときに議員から同じ質問がありました。
園長さんは「デメリットではなく、課題だと考えています。」とおっしゃったことを思い出します。
「子どもを真ん中において、どうするのが子ども達にとって一番いいのかを考えてきた」とも。
くすのき子ども園に続いて2015年度の開設が予定されている上條幼稚園・上条保育所が5歳児の合同保育をするなかで、とっても仲良しの子どもがいて、実はお隣同士だったということ。家が隣同士でも保育所と幼稚園では一緒に遊ぶこともなかった子どもたちが、仲良くなって、その輪が広がる。そして一緒に小学校に・・・という話がされました。親が働いているかどうかで「子どもの世界」が別々であるより、一緒に過ごせることは嬉しいことでしょう。子ども達が手をつないで駆け回る姿が目に浮かび、「幼保一体化」のよさがイメージできるお話でした。
幼稚園の子どもと保育所の子どもは、同じ年齢でも親の生活スタイルによって子どもの生活リズムが異なる場合があります。
保護者の会の活動も一緒にするのは困難であったり、保護者が参加する行事の日程なども工夫がいります。
「課題」は現場の知恵、親の願いを出し合って、皆で考えながら、子どもたちのためによりよいものを創りあげていきたいものです。