湯浅誠さんと茂木健一郎さんが、北海道、大阪、沖縄で、生活困窮者支援に取り組む現場を訪ねる旅をしながら対談する。
それぞれ特徴のある地域の取り組み、それを異なる視点でみつめるふたりの対話の中に、「考えるヒント」がいっぱいつまっている。
「普通に生きる」ことが難しい社会になってしまっている。
若い人たち、子どもたちまでが夢を語れなくなっている。
・・・けれども、どこかで「壁」を破れば、もっと豊かでもっと楽しく生きることのできる社会が創れるに違いない。
ページをめくりながら、そう思えてくる。
著者;湯浅誠(「反貧困ネットワーク」事務局長、2009年~12年、内閣府参与)
茂木健一郎(理学博士、脳科学者)
発行:NHK出版