こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

介護保険・・・人としての尊厳を踏みにじる大改悪にストップを

2013-10-16 23:45:38 | 社会保障
大阪社保協主催の「こんな介護保険なら保険料詐欺だ!! 次期改悪内容を知り何ができるかを考える学習決起集会」という長い名前の集会に参加した。

「介護保険改悪で何が狙われているか」と題して日下部雅喜さんの基調報告に続いて、介護の現場からの発言。地域包括支援センター、特別養護老人ホーム、ケアマネージャーから。

改悪の中身は以下の通り。
1、要支援1・2を介護給付の対象からはずす。
2、特別養護老人ホームの入所は「要介護3」以上に限る。
3、所得によって介護保険の利用料を2割に引き上げる。(厚労省の検討案では「所得160万円以上」等)
4、低所得者でも預貯金や不動産があれば施設の居住費・食費を補助しない。

どれをとっても、とんでもないことだ。

本日開催予定だった社会保障審議会介護保険部会は台風のために中止とのこと。
日下部さんより、その会議のための事前資料も含めて、改悪のメニューとその狙いが詳細に報告された。
そして「これから国民の声を運動を台風のように巻き起こそう」と呼びかけられた。

現場からの報告、介護保険を利用されている高齢者の皆さんの声は、進められようとしている負担増と給付削減がどれほどひどいものであるかを生々しく告発した。
同時に、専門職による心ある介護サービスが、高齢者の方々の命を支え、笑顔を甦らせていることも教えてくれた。

聴きながら、最近相談を受けたヘルパーさんの話を思い起こす。
高齢者と家族に寄り添い、体調の変化を気遣い、生きる希望を支える介護をしたいと願いながら、現実の壁に悩んでおられた。

その悩みの大本には、制度そのものの矛盾がある。

それを一緒に考えていきたいと思う。

高齢者や家族の皆さん、介護の現場で働く方たち、皆で考え現場から声をあげる。
地元でそんな学習会をしたいと思う。

コメント (3)
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