Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

萬福寺(2015年11月14日参拝)

2016年01月22日 | 仏閣
本日最後の参拝となるのが黄檗宗大本山の萬福寺。

こちらのお寺は中国色が強く、
個人的には好みではないので、今まで避けてきましたが、
食わず嫌いは勿体無いのでようやく重い腰を上げての参拝です。

ナビに誘導され有料駐車場に車を停めて境内を目指して歩く。

5分くらい歩いて総門に到着。

なにー?
総門近くにも駐車場あるやんけ。(泣)



所在地:京都府宇治市五ヶ庄三番割34
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦如来
創建:寛文元年(1661)
開基:隠元隆
札所:都七福神めぐり



【総門】


元禄6年(1693)再建された重要文化財。

扁額の第一義は禅の本髄のことですね。


【放正池】


向こうに見えるのが三門です。


【三門】


延宝6年(1678)建立の重要文化財。

これはまた見事な堂々たる門です。

登ってみたいなぁ。
特別拝観が過去にあったようですが、
黄檗宗の楼上の中は空っぽが基本ですけどね。


【天真院】


こちらの表門は萬福寺の惣門と同じく、
印象的な門ですね。

萬福寺の塔頭となります。




ここから先は入れませんでした。

銀杏庵という普茶料理を経営しているようです。

普茶料理というのは初めて知りました。

普茶とは普(あまね)く衆人に茶を施すという意味であり、
法要や仏事の終了後に僧侶や檀家が一堂に介し、
茶を飲みながら重要事項を協議する茶礼に出された食事が原型とのこと。


【境内】


とんでも無く広い境内です。

真ん中に中心伽藍があり、左右に諸堂を配置していますね。
これは本山クラスの禅宗伽藍でたまにある配置です。


【通玄門】




重要文化財。


【開山堂】






重要文化財。

開山堂もでかい。

これほど大きい開山堂は初めて見た。
さすが大本山ですね。


この辺りから雨が激しく降ってきた。

これは撮影も苦労するなぁ。


【松隠堂】


隠元禅師の隠居場所だったとか。

こちらも過去に特別公開がありました。


【回廊】



【境内】



【寿塔】


重要文化財。

隠元禅師の墳墓というか、
寿塔というのは生前に立てる卒塔婆という意味合いが強い。


【石碑亭】


重要文化財。

後水尾天皇が隠元禅師に送られたの諡である
特賜大光普照國師塔銘と刻まれています。


【境内】





【合山鐘】




回廊に鐘があるのは珍しい。


【天王殿】


寛文8年(1668)建立の重要文化財。

雨が酷くて表から撮影出来ませんでした。(泣)




ピンぼけ失礼。(泣)

日本最古の布袋尊にして弥勒菩薩。

うーん、やっぱりどう見ても弥勒菩薩には見えない。(^^;






韋駄天や四天王像が祀られていました。

仏像にフラッシュを焚かない主義ですので、
堂内が暗くてよく映らなかったよ。(^^;

また天気が良い日に訪れたい。


【鼓楼】


延宝7年(1679)建立の重要文化財。


【祖師堂】






寛文9年(1669)の重要文化財。

禅宗初祖達磨大師坐像と開山隠元禅師から57代までの
歴代管長の位牌が祀られています。


【大雄宝殿】




寛文8年(1668) 建立の重要文化財。

うーむ、さすが大本山の伽藍だけある。

その見事さに唸るばかり。

もっと早くこのお寺を訪れるべきだったと後悔したよ。(^^;




中央に御本尊釈迦牟尼佛、両脇侍の迦葉、阿難の二尊者、
堂内の両端には十八羅漢像が祀られていました。

気持ちが引き締まる思いがする、
とても厳かな雰囲気でした。


【禅堂】


寛文3年(1663) 建立の重要文化財。

重要文化財祭り。(笑)

白衣観音、善財童子、八歳龍女が祀られているそうです。


【怨親平等塔】





【大雄宝殿】


法堂側から見たもの。


【法堂】


寛文2年(1662) 建立の重要文化財。

説法を行う場所であり、上堂や住持の晋山式などに使われるとか。




獅子吼費隠書。


【斎堂】




寛文8年(1668) 建立の重要文化財。

緊那羅王菩薩立像が祀られている僧侶の食堂です。


【知客寮】


知客の詰める役寮とのこと。


【雲版】


朝と昼の食事と朝課の時に打つもの。


【開梆】


日常の行事や儀式の刻限を報じる法器。

これは何回も見たことがあります。


【伽藍堂】




寛文9年(1669)の重要文化財。

伽藍を守護する伽藍神を祀る御堂で、
華光菩薩、三面大黒天、弁財天が祀られています。




堂内は中国色が強かったですね。


【華光菩薩】


華光菩薩って初めて知った菩薩なので調べてみました。

元明代に中国で盛んに信仰された神で、仏教では華光菩薩、
道教では五顕霊官・馬元帥として尊崇された神とのこと。

よく三国志の英雄関帝と思われがちですが、
それは間違いだそうです。

下のサイトで詳しく書かれているので、
興味がある方はご確認ください。

http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/manpukuji.html


【鐘楼】




重要文化財。


【聯燈堂】




昭和48年(1973)再建されたもの。


【売茶堂】




煎茶発祥の地となったことを記念して建てられたもの。


【文華殿】




隠元禅師の遺品や中国伝来の品々、絵画等が展示されていました。

狩野探幽の作品も幾つかありましたが、
普段京都で見る狩野派と違い異質で中国っぽかったですね。

探幽にそのように描かせたんでしょうね。


【御朱印】


6種類の内で2種類をいただきました。


いや~それにしても凄い伽藍の数々であった。

こんなお寺を今まで華麗にスルーしていたとは、
まったくもって不徳の致すところ。

次回は天気の良い朝にゆっくりと参拝しよう。

宝塔寺(2015年11月14日参拝)

2016年01月22日 | 仏閣
伏見区深草の寺社巡りで外せないのが宝塔寺。

こちらも約3年振りの参拝なので楽しみ。


<2012年10月13日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/5121f860fce15cf9ab17b7053c6edbdf



所在地:京都府京都市伏見区深草宝塔寺山町32
宗派:日蓮宗
御本尊:三宝尊
創建:延慶年間(1308-1311)
開山:日像聖人
開基:藤原基経


【仁王門】







【本堂】


慶長13年(1608)建立の重要文化財。


【多宝塔】





【高麗門】





【鐘楼堂】



【門】



【庫裏】


こちらで御首題をいただきました。


【御首題】