Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

伊勢山皇大神宮 (2017年2月19日参拝)

2017年03月07日 | 神社
横浜市にも歴史は浅くても品格の高さを感じる神社があります。

それが伊勢山皇大神宮です。

みなとみらいに訪れたのも、
逃げ恥のロケ地巡りがあったとはいえ、
比重は伊勢山皇大神宮を参拝する方が高いのです。


所在地:神奈川県横浜市西区宮崎町64
御祭神:天照大御神
創建:明治3年(1870年)
社格:県社、別表神社


【由緒】
関東のお伊勢さまと親しまれる当宮は、
明治初年に国費を以て創建された神社であり、
神奈川県の宗社、横浜の総鎮守とされています。

かつては久良岐郡戸部村の丘陵に鎮座されていましたが、
神社名、創建年代共に不明です。

明治維新後、横浜が国の貿易の要として開港されると、
外国との国柄の違いを胸に刻み、国家の鎮護を祈る事を目的として、
神奈川県副知事の井関盛良氏が太政官に建白書を送り、
「伊勢山に皇祖の御社を勧請あれば、高麗の宮殿を創立し、国家の鎮護を祈り、
人民をして、崇敬胆仰せしめん」との布告を頂き、
明治4年4月15日社殿並びに境内施設が竣工し、正遷宮が執り行われました。

平成3年(1991)神宮裏参道隣接地に、婚礼施設を兼ねた高級ホテル横浜開洋亭を建設。
建設費用と建設用地購入費用等として、境内の一部を担保として約87億円を借り入れた。
ホテルは運営会社に賃貸し、家賃収入を金融機関からの、
借入金の返済に充てる計画であったが、神前結婚式の減少もあり経営は低迷、
運営会社から予定していた賃貸収入を得られず借入返済が事実上履行出来ず、
平成13年(2001)抵当権が設定されていた境内地の一部が、
金融機関より差し押さえを受けた。

事態を重く見た神奈川県神社庁は銀行側との協議の上、
同庁がホテル敷地部分を除く境内地を取得、
神宮の運営を直轄することで競売を回避した。

しかし保有するホテル部分の資産価値が大幅に低下、多額の債務が経営を圧迫し、
横浜地方裁判所に自己破産を申請、平成15年(2003)4月7日に破産宣告を受けた。
負債は債権者2社に対し85億6500万円。
神社本庁に属する神社で初めての破産となった。


【社頭】


緩やかな坂が続く場所に鎮座していますね。

無料駐車場がありました。


【第一鳥居】



【第二鳥居】



【拝殿】




何と言う気品の高さ。

皇大神宮の名に恥じぬ素晴らしい拝殿です。

拝殿を見るだけで心が浄化される気がする。
こんな拝殿は全国でもそうはありません。


【本殿】


伊勢神宮式年遷宮による社殿の下げ渡しにより、
2019年に建替えられることになっています。

拝殿は替える必要が無いほどの美しさを保っていますが、
伊勢神宮の社殿だったら誰も文句を言うまい。(^^

ということは、屋根は私の大好物の茅葺屋根になるわけですね。
それは楽しみ。

勢山皇大神宮創建150周年の2020年に訪れるとしよう。(^^

現在の社殿は宮城県石巻市にある鹿島御児神社で再建されるそうです。


【大神神社磐座】


伊勢神宮ご鎮座2000年奉祝の記念事業として、
平成8年に大国主大神の和魂の大物主大神が岩そのものに宿っている磐座を、
大和国三輪山の大神神社の御分霊として移設鎮座されたもの。


【杵築宮・子之大神】



【太鼓楼】



【御朱印】



とにかく拝殿が素晴らしかった。

特に神社好きには参拝してほしいですね。