バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

正常型が優先的に複製か=細胞内のミトコンドリアDNA

2007年02月12日 | NEWSクリッピング
-都研究所など
 身体の細胞内でエネルギーを生産する小器官であるミトコンドリアのDNAに変異が生じても、細胞分裂を重ねるうちに排除されるのは、正常なDNAだけが優先的に複製されるためである可能性が高まった。東京都臨床医学総合研究所と筑波大、京都大などの研究チームが12日、米科学誌ネイチャー・ジェネティクスの電子版に発表した。
 ミトコンドリアは、人間や動物の遺伝情報の大半を担う細胞核のDNAとは別に、独自のDNAを持ち、1細胞内に1000個程度あって、母親の卵子から子に伝わる。ミトコンドリアDNAに変異が生じると、心臓や手足の筋肉の衰弱、糖尿病など多様な症状が表れる。変異排除の仕組みの解明は、これらの疾患の早期診断に役立つと期待される。 時事通信2007-02-12

無細胞タンパク質合成用細胞抽出物含有製剤、及び無細胞タンパク質合成反応用キット

2007年02月12日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-203081 出願日 : 2005年7月12日
公開番号 : 特許公開2005-348739 公開日 : 2005年12月22日
出願人 : 株式会社セルフリーサイエンス 発明者 : 遠藤 弥重太 外1名

発明の名称 : 無細胞タンパク質合成用細胞抽出物含有製剤、及び無細胞タンパク質合成反応用キット

【課題】室温保存可能であって、該細胞抽出物の生物学的機能を維持した状態の製剤に調製された無細胞タンパク質合成用細胞抽出物含有製剤及びその製造方法の提供。
【解決手段】生物体から、自己のタンパク質合成反応の阻害に関与する系を排除することによって調製した胚芽抽出物について、界面活性剤を含む溶液を用いた超音波処理による洗浄を行い、調製した無細胞タンパク質合成用細胞抽出物を含む物質を凍結乾燥することからなる、無細胞タンパク質合成用コムギ胚芽抽出物含有凍結乾燥製剤の製造方法。

実用的な無細胞タンパク質合成法の確立と、ポストゲノム時代のバイオ産業技術開発への応用

2007年02月12日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
Cell-free protein production and its application to post-genomic biotechnology

遠藤弥重太:バイオサイエンスとインダストリー Vol.65 No.1 p.11-17(2007)

無細胞タンパク質合成法とは、生体の遺伝情報発現系を人工容器内に取りそろえ、遺伝子DNAから鋳型合成する試験管内タンパク質合成技術である。中でも、小麦胚芽を翻訳酵素源とする無細胞合成法は、真核生物のマルチドメインタンパク質のハイスループット合成に優れた性能を発揮するほかにも多くの特性を備えている。ここでは、筆者らが実用化に成功した小麦胚芽無細胞タンパク質合成技術を紹介するとともに、この技術を基盤としたポストゲノム時代の生命科学研究やバイオ産業技術への応用の試みについて紹介する。
【参考資料】バイオ塾情報創庫DB2007-02-12

クローンしたcDNAからの、熱帯熱マラリア原虫ポリペプチドの発現

2007年02月12日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平5-268818 出願日 : 1984年1月27日
公開番号 : 特許公開平6-225786 公開日 : 1994年8月16日
出願人 : ザ・ワルター・アンド・エリザ・ホール・インスティテュート・オヴ・メディカル・リサーチ 発明者 : デビッド・ジェイムス・ケンプ 外6名

発明の名称 : クローンしたcDNAからの、熱帯熱マラリア原虫ポリペプチドの発現

【目的】 熱帯熱マラリア原虫の免疫原性ポリペプチドの主産方法を提供する。
【構成】 プラズモジウム・ファルシパルムのメロゾイト、または赤血球中でメロゾイトから生長した無性血中段階のプラズモジウム・ファルシパルム、の少なくとも1個の抗原の免疫原性を示す少なくとも1個の免疫原ポリペプチドとして原核宿主細胞中で発現され得るヌクレオチド配列であって発現制御配列と機能的に結合しているヌクレオチド配列からなる組換DNA分子を含有している原核宿主細胞を培養し、培養物から該融合ポリペプチドを回収することにより免疫原性ポリペプチドが得られる。

バイオ情報変換素子及びそれを用いた生物種検出方法

2007年02月12日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平5-23020 出願日 : 1993年2月10日
公開番号 : 特許公開平6-235728 公開日 : 1994年8月23日
出願人 : キヤノン株式会社 発明者 : 加藤 欽也

発明の名称 : バイオ情報変換素子及びそれを用いた生物種検出方法

【構成】 生物種と抗原・抗体反応を行う抗体部と、二本鎖核酸部とを結合して物種情報を核酸情報に変換するためのバイオ情報変換素子を作成する。
【効果】 生物種とバイオ情報変換素子を結合させて得られた結合体の有する核酸部の核酸をPCR法により増幅させ、それを検出することで、微量存在量の微生物もしくは増殖が困難な微生物の菌種及び菌数の検出を迅速かつ容易に行うことができる。

出願番号 : 特許出願平5-23024 出願日 : 1993年2月10日
公開番号 : 特許公開平6-235727 公開日 : 1994年8月23日
出願人 : キヤノン株式会社 発明者 : 加藤 欽也 外1名

発明の名称 : バイオ情報変換素子及びそれを用いた生物種検出方法

【構成】 生物種と抗原・抗体反応を行う抗体部が0.3~3kbのDNA断片からなる核酸部に必要により架橋剤を用いて接合して素子とし、生物種情報を核酸情報に変換するためのバイオ情報変換素子を構成する。
【効果】 生物種と素子を結合させた後、核酸情報をPCR法により増幅することで微量存在量の微生物もしくは増殖が困難な微生物の菌種及び菌数の検出が迅速かつ容易に行うことができる。

出願番号 : 特許出願平5-23019 出願日 : 1993年2月10日
公開番号 : 特許公開平6-235725 公開日 : 1994年8月23日
出願人 : キヤノン株式会社 発明者 : 加藤 欽也 外1名

発明の名称 : バイオ情報変換素子及びそれを用いた生物種検出方法

【構成】 生物種と抗原・抗体反応を行う抗体部と、核酸部と微粒子を介して結合して物種情報を核酸情報に変換するためのバイオ情報変換素子を作成する。
【効果】 生物種とバイオ情報変換素子を結合させて得られた結合体の有する核酸部の核酸をPCR法により増幅させ、それを検出することで、微量存在量の微生物もしくは増殖が困難な微生物の菌種及び菌数の検出を迅速かつ容易に行うことができ、しかも抗体部と核酸部の結合に微粒子を用いたことで検出操作をより効率的に実施できる。

土壌DNAの抽出方法

2007年02月12日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平5-25673 出願日 : 1993年2月15日
公開番号 : 特許公開平6-237771 公開日 : 1994年8月30日
出願人 : キヤノン株式会社 発明者 : 矢野 哲哉

発明の名称 : DNAの抽出方法

【目的】 土壌から高収率で、かつ所望としないDNAの混入なしに土壌微生物由来のDNAを高純度で回収できる方法を提供すること。
【構成】 土壌微生物からDNAを抽出する前に、微生物に保持されているDNAは保護しつつ、土壌に含まれるDANを分解する。

ファフィア(Phaffia ) 属によるカンタキサンチンの製造法

2007年02月12日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平5-28831 出願日 : 1993年2月18日
公開番号 : 特許公開平6-237787 公開日 : 1994年8月30日
出願人 : 協和醗酵工業株式会社 発明者 : 井村 聡明 外2名

発明の名称 : カンタキサンチンの製造法

【目的】 工業的に安価に効率よくカンタキサンチンを製造する。
【構成】 ファフィア(Phaffia ) 属に属し、かつカンタキサンチン生産能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にカンタキサンチンを生成蓄積させ、該培養物よりカンタキサンチンを採取することを特徴とするカンタキサンチンの製造法。

抗HIV活性ニベフラノン

2007年02月12日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平5-30342 出願日 : 1993年2月19日 公開番号 : 特許公開平6-239852 公開日 : 1994年8月30日
出願人 : 塩野義製薬株式会社 発明者 : 藤原 民雄 外4名 発明の名称 : 抗HIV活性ニベフラノン

【目的】 抗レトロウイルス活性を示す化合物を提供する。

【構成】 式Iで示される化合物またはそのアルカリ金属塩、アスペルギルス・ニベウス種に属し式Iで示される化合物を産生する微生物を培養して、該培養物から式Iの化合物を分取、精製することよりなる当該化合物の製造方法、アスペルギルス・ニベウス種に属する式Iの化合物を産生する微生物、および式Iの化合物の有効量を含有するHIV感染症の予防・治療剤。(式中、Rは1-プロペニル、2-ヒドロキシプロピルまたは2-アルコキシプロピルを表す)

植物免疫性グルコース誘導体及びその使用

2007年02月12日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願平3-109209 出願日 : 1991年5月14日
公開番号 : 特許公開平6-239880 公開日 : 1994年8月30日
出願人 : 古市 尚高 外1名 発明者 : 古市 尚高 外1名

発明の名称 : 植物免疫性グルコース誘導体及びその使用

【構成】 植物病原体フィトクトラ・インフェスタンスにより生産される分子量440のグルコース誘導体であって、それ自体は植物病原体の増殖を阻害しないが、植物病原体の感染に対する抵抗力を植物に付与する植物免疫性グルカンを提供する。
【効果】 植物に免疫性を付与するための農薬等の成分として有用である。

生理活性物質P371A1、P371A2、P371B1、P371B2およびその製造法

2007年02月12日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平5-48749 出願日 : 1993年2月16日
公開番号 : 特許公開平6-239881 公開日 : 1994年8月30日
出願人 : 日本たばこ産業株式会社 発明者 : 徳永 隆 外3名

発明の名称 : 生理活性物質P371A1、P371A2、P371B1、P371B2およびその製造法

【構成】生理活性物質P371A1、P371A2、P371B1、及びP371B2を生産するストレプトマイセス属に属するストレプトマイセスP371(FERM BP-4146)を培地に培養し、培養物中から生理活性物質P371A1、P371A2、P371B1及びP371B2を採取する。
【効果】本発明に係る新規化合物は、抗腫瘍活性、血小板凝集抑制活性を有するだけでなく、ホスホリパーゼA2阻害活性を有する。従って抗腫瘍剤、抗血栓剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤等に用いることができる。