バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

試験機「まるちゃん」でヨモギを乾燥

2005年05月29日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

日曜日ですが、朝から会議が続きました。中国での資源リサイクルのプロジェクト関連です。渤海湾の水産加工副生物の利用についての具体的なプロセスの企画が進んでいる。世界一の生産規模をもつアルギン酸工業からの廃棄物や、魚肉関連食品工場の廃棄物など膨大なリサイクル可能な資源を活用する技術。バイオ塾のメンバーからも具体的な提案を投稿して欲しいのです。 人民日報のメール版が届きました。「中国の世界遺産」シリーズは嬉しい企画です。

◇中国の世界遺産ーー秦の始皇帝陵と兵馬俑new   秦の始皇帝は紀元前221年に、10年間の戦争を経て、まわりの諸侯国をすべて征服し、中国の史上はじめての広大な国土、数多くの民族をもつ、統一された中央集権の封建王朝を築き上げた。始皇帝は即位後まもなく、現在の陝西省西安市の臨潼県に位置する驪山の北麓に、自らのために陵を修築し始めた。  http://j.peopledaily.com.cn/cehua/20050525/home.files/frame.htm

◇サンプル調製用乾燥装置 写真は,ヨモギを「まるちゃん」乾燥に掛けたもの。酒井さんがメーカーから取り寄せた乾燥機。サンプル調製に使うには十分な機能をもっている。自然な風味を保つ,良質な干草が出来上がった。雑賀電機製作所http://www.shikoku.meti.go.jp/old/siensisaku/gizyutsu/seika/page10-2.htm

 

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必須アミノ酸  ☆トリプトファン☆

2005年05月20日 | 植物&農業
◇飼料作物へのトリプトファン生成機能をもたせる

  遺伝子組み替えの技術が作物の育種との関連で広く活用される。わが国での実用化は消費者側の承諾が得られないこともあって進んでいない。 遺伝子マップなどの基礎DBが充実するにともなう,幅広い代謝,酵素レベルの生体情報を研究開発へとつなぐ基礎研究は着実に進んでいる。

 トリプトファンを含んだイネ科植物の組み立ての仕事は若狭らにより飼料作物として実用につながる「日本晴」での隔離圃場で実施された。玄米レベルでの全トリプトファン含量は対「日本晴」8倍の成績に注目したい。http://www.affrc.go.jp/ja/db/seika/data_nics/h15/nic03003.html

◇イネ遺伝子の改変によるトリプトファン含量の向上と選択マーカー用薬剤耐性の付与
   http://www.affrc.go.jp/ja/db/seika/data_nics/h13/nics01004.html

 若狭さんたちのトリプトファン生成イネの育成技術は特許出願H09-235049、H11-089372として特許出願(上記の研究成果URL)されているが,2005年5月の時点での特許庁のDBでは特許公開の段階にない。これとは別に農林省と北興化学からの特許出願H09-235049を優先権主張で出願されたものが公表されている。
 
特許公表 WO99/11800
  イネのアントラニル酸シンターゼのαサブユニットをコードする遺伝子と該遺伝子に関連するDNA
特許公開2004-350692
  イネのアントラニル酸シンターゼの第1アイソザイムαサブユニットをコードするDNAの改変体
特許公開2002-101776
  形質転換植物の選抜方法

飼料作物として「トリプトファン含有イネ」が実用化される図式は,わが国の消費者レベルの雰囲気には合わない。コスト面でも,発酵トリプトファンを添加する方法の採用が続くだろう。微生物並みのトリプトファン生成代謝系を遺伝子工学的に成功できれば、広大な生産力を抱える休耕田での育成、収穫をと期待もできる。インデイカ種への応用で東南アジアの稲作地帯で生産が実用化できれば、「米作アジア輸出飼料素材」として注目商品に育つ期待もある。
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サツマイモの葉に注目

2005年05月19日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

◇サツマイモの葉に注目◇ 市会議員を退いた酒井さん(東京農大OB)、サツマイモと取り組んでいる。根菜は食料資源、エネルギー作物として21世紀には主役となる筈。温暖化前線も徐々に北上し,列島が亜熱帯へ変遷して根菜の収穫量につながる栽培条件も整って来たのも見逃していない。地域エネルギーの素原料としての澱粉や家畜飼料自給の素材としても注目度は高くなる。 副生する「葉」の栄養学的評価を印南敏博士,田所,前川といった先輩筋に当たる方々の成果にも注目したい。

石田 裕; 古庄 律; 鈴野 弘子; 山本 祐司; 印南 敏; 田所 忠弘: サツマイモ(Ipomoea batatas Poiret)葉はラットの血糖上昇を抑制する  日本食生活学会誌 15(2),111-117,20040930(ISSN 13469770)

鈴野 弘子; 石田 裕; 印南 敏; 前川 昭男; 田所 忠弘: サツマイモ葉凍結乾燥粉末配合パンの製パン性と品質  日本食生活学会誌 15(1),29-34,20040630(ISSN 13469770)

桐山,修八; 池上,幸江; 印南,敏: 日本におけるDietary fiberの定義・用語・分類をめぐる論議と包括的用語の提案まで  日本食物繊維研究会誌 7(1),39-49,2003/6(日本食物繊維研究会)

 石田 裕; 鈴野 弘子; 印南 敏; 前川 昭男; 田所 忠弘 サツマイモ葉乾燥粉末配合クッキーの品質と嗜好特性および保存安定性日本食品保蔵科学会誌 29(2),75-81,20030331(ISSN 13441213)

石田,裕; 鈴野,弘子; 印南,敏 :サツマイモ葉乾燥粉末配合クッキーの品質と嗜好特性および保存安定性  日本食品保蔵科学会誌 29(2),75-81,2003/3

石黒浩二: カンショの葉には眼病予防成分ルテインが豊富に含まれる http://konarc.naro.affrc.go.jp/jnews/012/12p03.html

 

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シルクロードの生物たち

2005年05月18日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
2005年正月からシルクロードの現代版シリーズがNHK制作で始まった。懐かしい25年前の旧作もデジタル化版で美しい画像で蘇っている。嬉しい映像に再び出会って満足している。
ビジュアルアーカイブス  http://www.nhk.or.jp/silkroad/archive/index.html
総合サイト  http://www.nhk.or.jp/silkroad/

私と沙漠と生物との出会いは1970年代に入ってすぐに始まる。中東戦争、イランVSイラク戦争、クエイトVSイラクそして現在進行形の米国ほかVSイラク→テロへと時代は展開する。アラビア湾および周辺イスラム教国群の沙漠の自然も厳しい。砂漠に展開する生物への人々の関心は、自己を含んでの生態系・自然のメカニズムに向く。

九州大学 大学院農学研究院・教授・多田内 修
シルクロードの昆虫と自然
   http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/silkroad/

こんなサイトに出逢った。現地を訪れた人々に気付いて貰えない世界が多田内先生の観察対象の一つ。先生の専門は「昆虫学」だ。http://konchudb.agr.agr.kyushu-u.ac.jp/ サイトで公開されている昆虫関連のDBは貴重な資料.データを便利に提供してくれます。


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インドセンダンの自然農薬<ニームNeem> 

2005年05月12日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
30年程前バンコック滞在のことで古い話。アザテイラクチンを含む植物の話はタイの植物学者から民族的な習慣の中にの植物の育成,ヒトの健康など日常文化に織り込まれている話や資料に接した記憶が戻った。その折、サンプルも持ち帰り中東の研究所KISRで微生物との関係で研究した時期もありました。ニームは特許でインド人が拘束を受ける騒ぎが話題になりました。この5月9日に「ニーム」の基本は公知公用の技術であるとBBCニュースが報道したところ。http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/4333627.stm

インドセンダンの種子からニームを抽出,精製すること、アザテイラクチンが主成分で殺虫,殺菌せいがあること。中東,熱帯,亜熱帯アジア,アフリカではFAO推奨の農業技術です。確かに効果はヒバ油以上のものとして認められています。有効成分を含む搾油残渣の土壌中の微生物,線虫などのコントローラーとしても注目されている。

特許問題で基本的な技術に拘束されない時代がくるので、この関連の自然農薬としてのお役所(農林水産省)評価、認可手続きも始まるかも。 インド,タイでは生産業者が,玉石混交の製品を販売しています。田舎町でも一般的な農薬として出回るほどの汎用自然農薬です。

このBBCのニュースのおかげで、古い友人との交流が再び始まるようだ。

◇福島でニームの露地栽培を実践-㈱ナチュラルプロダクツ・大矢社長-
http://neem.tea-nifty.com/neem/2005/01/post_5.html 大矢泰司さん、福島・飯坂に引きこもり<アーユルヴェーダ薬草園>を企てた頃からの友人だ。ニームの話でふと思い出して電話したところだ。ニームを寒い地域で温度適応を続けた苗供給が出来るほどにまで20余年を掛けての努力には恐れ入った。
 Organic India http://www.organicindia.com/のUSDAオーガニック承認「胡麻」の営業で「マンダラ(曼荼羅)博物館」建設の資金をつくるのだろう。そんな話題の電話のやり取りも久しぶり。これ,彼のライフワークの目玉になるのだ。インドの有機栽培ハーブへ,私なりに関心をもってきたので、それなりに仲介の役割で大矢さんの曼荼羅の夢に役立つかも。

ニームはなぜ効くのか?http://www.ideshokai.com/kikaku2.htm
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静岡県の昆虫

2005年05月05日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

  まだ出版界も余裕の有る時代、「静岡の文化」という季刊誌を楽しく読んでいた。地域のアマチュア、高校教諭,大学教授など執筆で地方の香りが伝わってくる。手元に保管されている1989年夏の「静岡県の昆虫」を読み直すことになった。おりしもギフチョウの舞った季節だ。昨年は引佐・天竜の自然公園で植生のヒメアオイ、くずの開花など観察のタイミングに恵まれた。 

  数少ない県内の生息地だ。神村直三郎(1903)「ギフチョウ遠州に産す」(昆虫世界,7)「磐田原」なる記載が渡辺一雄さんの記述により知った。浜名郡知波田村、引佐郡中川村でのギフチョウ観察の記録もある。この蝶、イギリスのリーチ氏新種とし,同年名和靖氏がギフチョウの和名をつけた.神村氏の発見はソレから14年後だという。

◇静岡昆虫同好会会誌「駿河の昆虫」  http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/sub261.htm No.209 (発行:2005年2月26日) B5, 650円(税込・送料別)清邦彦:富士宮市周辺の蝶の古い記録・1961年白井和伸:長野県南部におけるミドリシジミ類の採卵記録杉山友英:天竜市大栗安の蝶杉山高史:志太地域におけるナナフシ類の採集・目撃記録インセクトノート(短報)20編

 ◇月刊誌<昆虫と自然>  2005年5月号 B5, 36pp. 1,300(税込・送料別)  特集:水生昆虫としてのトンボ  ヤゴの生態学のすすめ 上田哲行 キイロサナエから見た河川性トンボの生活史及びその季節的制御 青木典司 ため池のトンボ類の生活史‐イトトンボ類を中心に‐ 奈良岡弘治 トンボの分類に関わるヤゴ(幼虫)の位置付け 石田勝義 トンボにも影響を与える「ブラックバス」 苅部治紀昆虫学研究室訪問(14)神戸大学昆虫科学研究室 前藤薫アリに寄生するチョウの進化 千葉秀幸・家龍・徐育峰日本におけるゴケグモ類の分布について 西川喜朗・清水裕行問い合わせ先:http://kawamo.co.jp/roppon-ashi/

◇ヒメギフチョウ:北海道栗山町「ファーブルの森」で羽化 
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20050507k0000e040045000c.html  http://www3.ocn.ne.jp/~keion/cyou_iwa_nansora_himegifu1.htm    

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桶ヶ谷沼とトンボの里

2005年05月04日 | 腸内細菌 プロバイオティクス

磐田市。サッカーJ-1<ジュビロ磐田>有名になった街だ。東海道の中ごろに位置する。ここに20数年住んでいる。旧磐田郡の町村が合流し4月1日から新しい市制が始まっている。先ごろ選挙も終えて,旧磐田市の鈴木望さんが継続する。
鈴木自動車、ヤマハ発動機、NTNなど大きな工場群を抱える。このところ、大小,多くの中小企業の集まった経済活動も活気をみせている。
合併後の増加した山村・農村部を併せた自然の豊な中堅都市の姿も見えてきた。
「桶ヶ谷沼」http://www.shizuoka.com/okegaya/menu.htm 旧磐田市の北側に位置する。ベッコウトンボの生息地として保護区を設けた自然公園が市民へ癒しを与えてくれる。昨日,今日とサツマイモ関連の調査に図書館を訪ねた。「トンボコーナー」(カット写真)というユニークな一角にはトンボ関連の資料が提供されている。全国でも珍しい筈だ。連休のこの時期、トンボに関心の有る子供たち,父兄は「桶ヶ谷沼」の自然観察,散策に野外で楽しんでいる。つれあいの紀子さんと,前日、浜北の量販店で獲得した、新しい靴を履いての散策へ向かう。  

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中国海南島の昆虫インベントリー

2005年05月04日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
 月刊「昆虫と自然」は,戦後に北隆館から創刊され,アマチュアの昆虫研究に大きな刺激となった雑誌「新昆虫」を継承した月刊誌です。毎月,蝶,甲虫をはじめとした昆虫の様々なトピックスに焦点をあて,昆虫の研究者,愛好者を含め,わが国昆虫界における本誌の役割は高く評価されています。専門情報誌です。http://www.macnet.or.jp/co/hk-ns/ns/magazine/insect.html

 少年期は「昆虫少年」でした。当時の伊豆はアサギマダラはもとより、モンキアゲハ、シメジ蝶類も種類が豊富で,小さな蝶の世界とハンミョウなど甲虫取りに汗をかいた。高校卒業まで「昆虫少年」であることを楽しんだ。一斉に羽化したアオスジアゲハが里山を飛び交っていた終戦を控えた1945年の夏の記憶は今でも複雑に思い返すことが多い。

県内では、二人の「昆虫少年」を職業へと繋いだ生物学者がいる。現在も静岡県昆虫同好会の高橋真弓会長(静岡高校OB)と辻英明博士(韮山高校OB)だ。どちらも私より先輩ですが,羨ましいご活躍の様子を伝え聴いています。70歳は過ぎても自然との接点で楽しんでおられる。辻先生は韮山高校生物部の最盛期を作られ、私たち後輩の憧れの「昆虫少年」の代表だった。京都大学(応用昆虫学)教授を定年されたあと環境生物研究会を主宰されている。http://homepage2.nifty.com/ksktsuji/

昆虫と自然 2005年3月号内容

特集・中国海南島の昆虫インベントリー
中国海南島の昆虫相-昆虫インベントリープロジェクトTAIIVの一環として-(矢田脩)
海南島の大蛾類 (上田恭一郎)
海南島における小蛾類相調査の概要 (広渡俊哉・李峰雨)
海南島の双翅類と自然 (中山裕人・張春田)

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