バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

がんゲノム解読へ 日米英など国際組織設立 10年で50種研究

2008年04月30日 | からだと遺伝子
 人間の全遺伝情報(ヒトゲノム)の解読で中心的な役割を果たした米国立衛生研究所(NIH)や英サンガー研究所、日本の理化学研究所などは29日、今後最長10年間で最大50種類のがんの全遺伝情報(ゲノム)を解読する「国際がんゲノム・コンソーシアム(ICGC)」を設立したと発表した。世界10カ国・地域の12研究機関(オブザーバー含む)が参加し、日本からは国立がんセンターも加わった。 FujiSankei Business i. 2008/4/30

秋田の鳥インフルは強毒性

2008年04月30日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒

 blog.laketowada.co.jp

 秋田県の十和田湖畔で見つかったハクチョウの死骸(しがい)から検出された鳥インフルエンザウイルスが、強毒性のH5N1型であることが29日、独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」の動物衛生研究所(茨城県つくば市)の調べで分かった。  H5N1型の確認は、国内では2007年3月に熊本県で見つかったクマタカ以来の例。 FujiSankei Business i. 2008/4/30

◇十和田湖の白鳥、ウイルスは強毒型のH5N1型 4月28日、秋田県は十和田湖で見つかった衰弱した白鳥1羽と死骸3羽から鳥インフルエンザ・ウイルスが発見されたと発表した。翌29日、環境省はウイルスが強毒型のH5N1型であったことを公表した。日本における野鳥の感染例では、2007年3月に熊本県で発見されたクマタカの死骸からH5N1 型の鳥インフルエンザウイルスが検出されて以来である。 今回なによりも問題なのは、日本の行政、特に地方自治体が鳥インフルエンザの防疫について、その意義と緊急性をしっかりと理解していないらしいことだ。これでは、日本国内にH5N1型の鳥インフルエンザが鳥の世界の病気として定着してしまう可能性がある。それは、ヒトに感染する新型インフルエンザが出現する確率を高めることになる。日経BP SagetyJapan., 2008-04-30