♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたの神は⼩さすぎる︖ / 関根弘興

2023年12月12日 | Weblog

2023/9/8放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今週はイエス・キリストがお語りになったたとえ話から、祈りについてご一緒に考えています。前回は、生ける神様を求めて失望せずに祈っていこう、というお話をしましたね。

 しかし祈り続けることを止めてしまうことが度々あります。その一つは、神様は現実の生活に関わりのない方ではないか? と思ってしまうことだ、ということをお話ししました。

 そして二つ目はですね、神様の力を過小評価している、ということもあると思います。大学時代に「あなたの神は小さすぎる」という本を読みました。タイトルがおもしろいですね。私たちは、時々、神様を自分の小さな理性という箱に押し込めてしまうのです。そして、「神様だってこの問題の解決は無理だよなぁ」と勝手に決めつけてしまうのです。そうすると祈り続けることなど出来なくなりますね。神様もこの問題については無理だよな、と思ったら祈る気持ちなどどこかに行ってしまいます。
 でも聖書の神様は無から有を生み出す神様です。何も無いところから有るもの生み出すことの出来るお方です。ですから、私たちにとって難しいことであっても神様にとっては不可能はありません。だから私たちは大胆に、執拗に、「神様、あなたの最善がこのことの中で行われますように」と祈り続けることが出来るのです。

 そして三番目は、待つことが出来ない、という弱さです。私たちは祈っても何も結果が見えないと、すぐに失望し諦めてしまいます。でも多くの場合、祈りが実現されていくためには時間がかかるのです。また、祈り続けるうちに私たちの側の態度や思いというものが変化してきて、本当に必要なものを祈ることができるようになっていくこともあります。祈り続けるうちに、神様がどのようなことを願い望んでおられるのかが少しずつ分かってくることもあるのです。そして、祈っている自分の姿も見えてきますね。
 つまり、祈り続けることは些細なことから大きな問題まで多岐にわたるでしょう。しかしその祈りの中で自らの姿を知り、神様がどのようなお方かを知ることができるのです。

 どうして祈り続けなさいとイエス様は言われたのでしょう。それは、神様に祈り続けることによってあなたを成長させ、あなたの品性を整えていくことにつながっていくからなんですよ、というわけですね。祈りは神様とのコミュニケーションです。祈りの中で神様との関係が深まっていきます。だから祈りの継続は大切なんですね。


 ( PBA制作「世の光」 2023.9.8送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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