2023/12/22放送
「世の光」の時間です。ナビゲーターの飛田紀代美です。今週はクリスマスの讃美歌とエピソードをご紹介しています。
クリスマスと言えば「きよしこの夜」(旧讃美歌 109番/新聖歌 77番/聖歌148番/讃美歌21の264番/教会福音讃美歌93番)。この有名な曲が長い間、作者不明だったと聞いたらあなたは驚かれるでしょうか。
1813年12月23日、オーストリアのチロル地方オーベルンドルフという村の教会で、クリスマス直前にオルガンが壊れてしまい、教会の司祭ヨゼフ・モールが作った歌詞に、教会のオルガニスト フランツ・グルーバーが急いで曲をつけてギターで歌ったのが始まりです。オルガンの修理人がこの楽譜を持ち帰り、そこからチロル地方に広がりましたが、長い間、チロル地方の民謡あるいはミヒャエル・ハイドンの作品ではないかと思われていました。40年後、ひょんなことから作者が分かり、作詞ヨゼフ・モール、作曲フランツ・グルーバーと明記された楽譜が発行された時は、二人はもうこの世にいませんでした。名も無い村の名も無い教会で生まれたこの小さな曲は今や世界300ヶ国のことばに訳され、救い主の誕生を全世界に知らせるために歌い続けられているのです。今日は小坂 忠さんの歌とギターでお聴きください。 「きよしこの夜」
( PBA制作「世の光」 2023.12.22でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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