無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

光丘神社参道

2015-06-19 09:47:47 | 動物・自然

ポストに葉書を入れて、光丘神社の参道から戻ろうと回り道をした。今まであった生け垣が消えている。たしかネズミモチの木が並んでいた筈だ。どうして切ったのだろう。ここ数年、日枝神社と光丘神社では、木々の伐採が進んでいて、ヤマボウシもケヤキも銀杏その他諸々が切られている。自分の土地でもないので不満は言えないのだが、木々の手入れをするのなら、大木に巻かれた蔓性の植物を切り取らないと、せっかくの樹木が死んでしまうと思う。

カラタチの実。こんなに葉があるのだもの、ここに卵を産めば良いのに、ヒョロヒョロの私の柚子にやってくるキアゲハ。カラタチは美味しくないのかな。

紫陽花もようやく色づいてきた。今月の末になれば、土門拳記念館の周りの紫陽花もさぞ見頃になるだろう。

ピンぼけの1枚は、広場にびっしりと生えている帰化植物。一面黄色に染まっているが、こんなのが増えると、日本固有種のタンポポが駆逐される。もうとうに駆逐されていると思う。

 

先日、明治神宮の森の番組がTVで流れていた。明治神宮は原始林では無く、100年前に造られた人工林だそうだ。その目的が単なる公園造りではなく、人間の手を入れない原始にあっただろう関東の森に戻すことにあったらしい。参道と社以外の場所は、人間は立ち入り禁止になっていて、野生動物や鳥、昆虫たちが出入りを許されている。

当初の植林では、針葉樹を多く植えたが、月日が流れる毎に常緑広葉樹が増え、針葉樹は減少していく。手つかずの倒木からも新しい木の芽が出て森を形成していく。数十年ごとに調査団が入り、植物、動物、昆虫、茸、粘菌など、多種の専門家が調べると、森全体の面積が広い為に帰化植物も前線で止まっていて、日本固有種のタンポポも残っているそうだ。この森を手がけた研究者は森の完成を150年と見込んだが、100年目ですでに原始の森に還っているいるらしい。

人間が消えても、地球は元に戻ろうとする力を持っている。害虫はどっちなんだろうね。

 

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