(社)山形県建築士会総会に出席するために、酒田支部は例年の通りにバスで向かう。今年は出席者が少なく10名程度であった。乗る車の座席の高さで、いつもは見えない月山ダムが見えた。酒田を出る時には雨だったが、徐々に雲は晴れてきた。
高速道路から一般道路に降りた辺りで見えた月山。
西川町に近づくにつれて、視界は開け、新緑と残雪の美しい山肌が見えた。今年の雪は例年よりも少ない。
支部もそうだが、県全体でも建築士会は役員改選の年だった。しかも、社団法人から一般社団法人に移行し、色々と新しいやっかいな事が増えた為、総会は長引いた。この会場は総会後の懇親会の始まりの様子である。
山形市から最も遠い酒田支部は、懇親会の途中で中座し、バスに乗る。
その帰りのことなのだが、寒河江を過ぎた辺りの高速道路を走っていると、隣の上り車線を逆走する車がいるではないか。高速の山形自動車道は、時々追い越し車線付きの、基本は対面通行の道路なのである。ポールの間をうまくすり抜けると、本来の車線に入れると思うのだが、この軽自動車のバンは、すれ違う車をモノともせずに我が道を走っている。きちんと通行している車の方が、さぞかしビビッたことだろう。バスの運転手さんは、触らぬ神に祟りなしとばかりにやり過ごす。事故など起こさねばいいが。