無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

講演会のご案内

2012-10-24 12:20:41 | 建築・都市・港
2003年8月26日、新潟市の朱鷺メッセ連絡デッキ落下事故が起きた。2004年9月、所有者の新潟県は、設計者に対し損害賠償の訴訟を裁判所に提出。7年半の裁判の結果、原告の新潟県は「事故の原因の立証が出来ていない。」として、訴えが退けられた。日本の裁判制度は、時間が掛かりすぎるが、やっと勝訴を勝ち取ったのだ。

その間、被告であったSDG・渡辺氏は、膨大な応力解析を行うと同時に、独自で現場実験や実大実験を行い原因究明に努めた。しかし、コンピュータの中では完成したが、それを実証する実物実験までは至らなかった。新潟県が実物実験試験体の提供を拒んだからだ。

今回の講演は、渡辺氏を招いて、権力組織に対して小さな構造計算事務所がどう戦い抜いてきたのか。構造エンジニア、設計関連団体および建築業界はどうあるべきかを講演、会場との意見交換を企画している。

講師:構造設計集団・SDG 渡辺邦夫
日時:2012年11月24日 13:30~16:40
会場:山形市平久保100 山形ビックウィング 4F会議室
会費:無料 定員120名 定員に成り次第締め切り

懇親会:ホテルサンルート山形 会費6,000円

申し込み 冨樫設計室(山形構造研究会 会長) FAX023-685-5883
期日: 2012年10月20日   あああ締め切っている!定員にならなければ間に合うか。


判決の結果が出て、原告敗訴のニュースが建築界に流れた。実は数年前に、彼の講演を聴いていた。建築に携わる者は人間の生命と財産を守る義務はある。今回の事故のように、自分の意思とは違う方向で事故が起きる場合もある。その時にどうしたら良いのかを考える意味で、この講演は興味深いと思う。

コメント
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