ブルーベリーも終わりに近づき、最初の頃の人気は途絶えた。一気に色づいてくれれば採り甲斐もあると言うのに、毎日少しづつの収穫は飽きてしまう。ヒヨドリさえも来なくなった。
そのブルーベリーに同居して、私が珍種の朝顔かなと思った蔓性の植物に花が咲いた。どう見ても朝顔ではない。小粒のナス科の花が咲いた。その姿で、私の頭の中に「ヒヨドリ」の文字が浮かんだ。冬の間の楽しみの山渓植物図鑑めくりの賜物である。肝心の図鑑が見当たらず、ネットでググってみたら、「ヒヨドリジョウゴ」が現れた。まさしく同じ物だった。秋には赤い実をつけるのだろう。
名前の通りにヒヨドリが食べて種を運んでくれたのかなと思ったが、どうやら実には毒があるらしい。しかも多年生と書いてある。どうしたものか。
ミント系のハーブに次々と花が咲いた。薄紫の花の色は、涼しげである。