(社)山形県建築士会女性部委員会の秋期研修会が、山形県立東根工業高校の会場をお借りして行われた。
東根工業高校は、ニュースでも取り上げられている通り、「光プロジェクト」として、ソーラーパネルを手作りし、バングラデシュやモンゴルの学校に届けている。
我々も仕事柄、最近のエコポイントがらみで、この太陽光発電を検討したいと言う客層も増えてきた。今までは、国の補助金と出来た電力の売電がなければ、設置費をペイ出来ないと言われてきた。そもそも、日常使っているソーラーの仕組みも、きちんと分かっている訳でもない。そこで、せっかくの休日に先生や生徒さんにお願いして、この研修会を開催することになった。
最初に会議室で、校長先生に生徒会の「光プロジェクト」の取り組みや、担当の先生から太陽光発電の簡単な仕組みをお聞きした後、作業実習室へ移動する。全体のプログラムの流れは、上の写真のように作業を行う。
実習室には、完成したソーラーパネルが窓辺に並べられていた。
発電用ののシリコンセル(5角形のパネル)に、銅線をハンダ付けする。
ステンドグラス製作などで、ハンダは扱ってきたが、ここでは柔らかいゲル状のハンダを使用する。棒状に比べて、扱いやすかった。セルは厚さが0.2mm程で、ほんの少しの衝撃でも割れてしまう。ハンダの2度当てでも、亀裂が入るのだそうだ。
銅線を取り付けたセルを、裏側から繋いでいく。
パネルの外側の部分の8枚を繋いだ後、表面を薬品で洗浄する。
亀裂や傷がないかを検査する。
これは展示されていた失敗例。ラミネート中に割れたのだそうだ。
合板の上にセルを並べ、直流になるように配線をしていく。
その上にラミネートとして、EVAシートを敷く。
尚も、その上から強化硝子(型硝子だった)を置く。
全体をひっくり返し、裏面を洗浄した後、裏からもEVAシートとバックシートを敷く。
ラミネート(真空熱圧縮)する。温度は150℃だそうだ。
出来上がるまで、20-30分。
出来上がった物の保護シートを剥がすと、セルが綺麗に並んだモジュールが出てきた。
裏パネルのの電極付近に穴を開けて、赤色のLED電球を繋いでみる。
赤色のLED電球は中国製らしい。あまりパッと着かない。
外はすっかり暗くなり、作業室の蛍光灯の光を利用して、発電してみる。
小さな白いLED電球は日本製で、かなり明るく光った。
「お~~!」と言う歓声と、拍手が起こる。
これで無事に完成となった。
おまけの集合写真(ちっちゃ~い!)
東根工業高校は、ニュースでも取り上げられている通り、「光プロジェクト」として、ソーラーパネルを手作りし、バングラデシュやモンゴルの学校に届けている。
我々も仕事柄、最近のエコポイントがらみで、この太陽光発電を検討したいと言う客層も増えてきた。今までは、国の補助金と出来た電力の売電がなければ、設置費をペイ出来ないと言われてきた。そもそも、日常使っているソーラーの仕組みも、きちんと分かっている訳でもない。そこで、せっかくの休日に先生や生徒さんにお願いして、この研修会を開催することになった。
最初に会議室で、校長先生に生徒会の「光プロジェクト」の取り組みや、担当の先生から太陽光発電の簡単な仕組みをお聞きした後、作業実習室へ移動する。全体のプログラムの流れは、上の写真のように作業を行う。
実習室には、完成したソーラーパネルが窓辺に並べられていた。
発電用ののシリコンセル(5角形のパネル)に、銅線をハンダ付けする。
ステンドグラス製作などで、ハンダは扱ってきたが、ここでは柔らかいゲル状のハンダを使用する。棒状に比べて、扱いやすかった。セルは厚さが0.2mm程で、ほんの少しの衝撃でも割れてしまう。ハンダの2度当てでも、亀裂が入るのだそうだ。
銅線を取り付けたセルを、裏側から繋いでいく。
パネルの外側の部分の8枚を繋いだ後、表面を薬品で洗浄する。
亀裂や傷がないかを検査する。
これは展示されていた失敗例。ラミネート中に割れたのだそうだ。
合板の上にセルを並べ、直流になるように配線をしていく。
その上にラミネートとして、EVAシートを敷く。
尚も、その上から強化硝子(型硝子だった)を置く。
全体をひっくり返し、裏面を洗浄した後、裏からもEVAシートとバックシートを敷く。
ラミネート(真空熱圧縮)する。温度は150℃だそうだ。
出来上がるまで、20-30分。
出来上がった物の保護シートを剥がすと、セルが綺麗に並んだモジュールが出てきた。
裏パネルのの電極付近に穴を開けて、赤色のLED電球を繋いでみる。
赤色のLED電球は中国製らしい。あまりパッと着かない。
外はすっかり暗くなり、作業室の蛍光灯の光を利用して、発電してみる。
小さな白いLED電球は日本製で、かなり明るく光った。
「お~~!」と言う歓声と、拍手が起こる。
これで無事に完成となった。
おまけの集合写真(ちっちゃ~い!)