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デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

Nゲージ鉄道模型工作 - 小型DCモーターをアナログ制御で回してみる ー

2024年12月08日 10時47分11秒 | 工作実習

2024年12月7日(土曜日) 晴れ

 電子工作好きのオイらは、鉄道模型自動運転システムの工作に手を出してしまいました。
 Nゲージ鉄道模型収集が趣味の友人のために自動運転を勧めたのがきっかけでした。
 オイらは鉄道模型工作は初めてのことで機材の購入など、あれこれ失敗しながらも
何とか「自動運転システム」らしきものを構築することができました。

 しかし、あれこれ走行実験を繰り返していると「機関車」がうまく走らない状況になる
ことがありました。
 また、K社社製動力台車を使った機関車は具合よく走るのに、T社の動力台車を使った
機関車は指で押してやらないと走り出さない、などの不具合もありました。
 
 マイコンで制御して模型機関車を走らせるその電源はPWM(パルス幅変調)電源です。
 PWMがこれらの不具合の原因なのかとちょっと不安なところでもあります。
 そこでモーターを通常のアナログ電源で回すときとPWM電源で回すときの差を確認して
みようと実験を始めました。

 先ずはアナログ電源でモーターを回してみました。

 Nゲージ鉄道模型機関車に取り付けてあるモーターを見てみました。
 軸の両端にウオームギヤが取り付けてある小さなモーターでした。
 これを取外して回すのは難しそうなので手持ちのモーターで代用しました。
 (ちょっと大型ですが・・・)

 

   モーターを(ボール紙で工作した)テスト台に取り付けて回転円盤を回すようにしました。

 

 回転円盤にはマグネットを張り付けてその磁気をホールセンサーで検出して
円盤(モーター)の回転数を計数できるようにしました。

 

 モーターの回転を細かく調節できるように、MOSFETで電圧を調節しました。

  実験の様子です。

 

 これでモーターは低速度で回転を始めて供給電圧を上げれば高速で
回転してその変化を観測できるだろうと思いましたが、モーターは
低速では回転せず、ある電圧値を越えると急に高速で回転し始めてし
しまいます。
 その実験の様子を動画でご覧ください。

 

 モーターのローター(電機子)がステーター(界磁)の磁力に吸引されて
弱い回転力では回り出せないのではないでしょうか。
 ローターに加わる電圧が上昇し、回転力がステータ―の吸引力を上回ったとき、
その回転力で回り出すので高速回転するのでしょう。
 このローターがステータに吸引されて停止力が働くことを「コギング」という
いうのだそうです。
 停止しているモーターの回転軸を指でつまんで回してみると、「ゴクン、ゴクン
・・・」という抵抗を感じるところがあります。
 このときローターがステータに吸引されているんでしょう。

 しかし、実際の模型機関車は停止状態からゆっくりと走り出し、スピードを上げて
行くし、スピードを落としてゆっくり走りそして停止します。
 コギングなんて発生していません。
 コギングは低速度で回転するときにその影響が大きく表れるということです。
 高速になれば「回転の惰性力」が強くなって影響が小さくなるのだそうです。

 模型機関車はモーターの回転を歯車で減速して車輪に伝えて走ります。
 そうか・・・減速機で回転数を下げて車輪を回しているんだからモーターは
高速で回っているはずだ。 だからコギングの影響をあまり受けないんだな。

 そこで今度は減速機を取り付けて実験をしてみます。
                           (続く)

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