デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

このエンジンはかなり力持ちです  - 水平対向単動式2気筒スチームエンジン -

2014年01月12日 21時06分11秒 | 工作実習
2014/01/12 (日曜日) 晴


今日は一日部屋の中で作業して過ごした。
日当たりの部屋はまるで温室のよう・・・・
日陰の車庫の作業場とは雲泥の差だ。



↓ 机の上に展開したパワーチェックツール。




↓ ガスボンベは気化熱のため自身で冷えてしまい、圧力が下がって火力が弱くなってしまう。
   排気蒸気を使ってボンベを加熱するようにした。
   工作を始めた頃はバーナーの火が近すぎて熱を遮蔽する心配したものだが、実際は逆なんだよね。




↓ エンジンの回転を2.4倍にして発電機(小型DCモーター)を回した。 何で2.4倍に? それはいい加減です・・・



テスト結果ではやはり負荷の重い方がパワーを出せるみたいだ。
負荷が軽いと回転数は上がるが蒸気圧は低い。
負荷が重いと、回転も重くなるが、強い圧力で回されるのでパワーが出るのだろう。
坂道を自転車を漕いで登るのと同じかな?
力を入れて踏ん張ってもノロノロとしか走れないが力はいっぱいかかっているんだよね。


テストの結果を動画でご覧ください。






更に負荷を重くしてテストしてみたところ 0.9Wを超えるパワーが出せた。
気を良くしているとき、ボイラーから「パンっ」という音が響いた。
えっ、何だろう?
もしかしてガスボンベを加温し過ぎて異常になったのか!?
慌てて火を消して確認したがボンベは何ともないようだ。
お釜を調べて見ると、淵の部分から小さな泡が吹いている。
あっ、これだ・・・・・・
ロウ付けが不十分で圧力に負けて剥がれてしまったんだ。
そのとき「パチッ」という音がしたんだろう。

考えて見ればこのお釜は3年前に初めてロウ付けで作ったもので、
アルコールランプで熱して小さなエンジンを回して遊ぶだけだった。
0.2気圧がせいぜいで、今回のように0.8気圧もの高圧で使ったことがなかった。
まぁ、原因がわかってよかったよ。


そのときの様子を動画でご覧ください。






この水平型エンジンでは初めて単動式のピストンを作った。
単動式はシリンダーの下部が裾開き(開放)で工作が楽だ。
摺り合せが楽で漏れが少ないエンジンが作れる。
心配していたサイドフォース(側圧)も問題無しだった。
ただ自己起動(自分自身で回転すること)できるようにするには
4気筒エンジンにしなくてはならないから部品の数は増えてしまう。
しかし、全て手作りで漏れの少ないパワーの出るエンジンを作るには
この方法がベターかもしれない。
よーし、単動式4気筒を目指して前進だ。 ガンバローっと


コメント (8)
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