アバラを痛め練習禁止令(?)が出たので、空いた時間で本を読んでいる。この間の「七帝柔道記」に続いて、格闘技関係の分厚い本を買ってしまった。
今回は小説ではない。ノンフェクションです。
「大山倍達の遺言」小島一志・塚本佳子 新潮社、
大山倍達死後の極真の分裂騒動を、関係者に取材して時系列的に解説したもの。
凄いです。
嫉妬・金銭欲・名誉欲・出世欲・性欲・・・武道は欲望の塊になってしまった。
武道家が人格者であるという事は絶対ありません。関係無いです。
しかしびっくりしました。遺言を巡る騒動、商標権を巡る騒動、不倫騒動、会館占拠事件(学生運動かあ、笑)・・・こんな事もあったんですね。
極真関係者からは、「本の内容が不正確だ!」「不公平だ!」という声が上がると思いますが、話半分でも凄い。

そこまで酷くはないのですが、私もそういうのを身近で見て来たので、凄く納得できるものがあります。
昔は極真の分裂騒動を、対岸から高見の見物をしてまして、
「凄いなあ、うちには関係ないわあ」
なんて言ってたんですが、まさか自分も御家騒動を経験するとは思ってもみませんでした。あっ、これは私の経験してきた流派の話です(笑)。
お世話になった関係者も多数おられるので詳しく書けませんが、私が個人的に経験した事を述べると、
「多分このままだと俺も破門だなあ (笑)」と思い、
「んじゃあ破門は癪に障るから、先に退会してしまえ」と、退会届書いて送りつけた(笑)。
2年前の事です。うはははー!
結局、極真は大山倍達が作って、大山倍達で終わっちゃったんですね。
この本を読むと、空手を辞めちゃった人とか、極真を辞めて仲間内で細々と空手をやってる人もいるみたいです。
極真という看板にこだわる事無く、闘争に嫌気がさして辞めて行く人達(支部長)が一番まともです。一般の練習生にとってはどうでもいい事であり、迷惑な事でもあります。
柔道界も上の方で不祥事がありますが、空手はその数十倍ありますね(←これ事実、しかもえげつない)。タイトルはそういう意味です。だからと言って、柔道の不祥事を是とはしませんが。
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今回は小説ではない。ノンフェクションです。
「大山倍達の遺言」小島一志・塚本佳子 新潮社、
大山倍達死後の極真の分裂騒動を、関係者に取材して時系列的に解説したもの。
凄いです。
嫉妬・金銭欲・名誉欲・出世欲・性欲・・・武道は欲望の塊になってしまった。
武道家が人格者であるという事は絶対ありません。関係無いです。
しかしびっくりしました。遺言を巡る騒動、商標権を巡る騒動、不倫騒動、会館占拠事件(学生運動かあ、笑)・・・こんな事もあったんですね。
極真関係者からは、「本の内容が不正確だ!」「不公平だ!」という声が上がると思いますが、話半分でも凄い。

そこまで酷くはないのですが、私もそういうのを身近で見て来たので、凄く納得できるものがあります。
昔は極真の分裂騒動を、対岸から高見の見物をしてまして、
「凄いなあ、うちには関係ないわあ」
なんて言ってたんですが、まさか自分も御家騒動を経験するとは思ってもみませんでした。あっ、これは私の経験してきた流派の話です(笑)。
お世話になった関係者も多数おられるので詳しく書けませんが、私が個人的に経験した事を述べると、
「多分このままだと俺も破門だなあ (笑)」と思い、
「んじゃあ破門は癪に障るから、先に退会してしまえ」と、退会届書いて送りつけた(笑)。
2年前の事です。うはははー!
結局、極真は大山倍達が作って、大山倍達で終わっちゃったんですね。
この本を読むと、空手を辞めちゃった人とか、極真を辞めて仲間内で細々と空手をやってる人もいるみたいです。
極真という看板にこだわる事無く、闘争に嫌気がさして辞めて行く人達(支部長)が一番まともです。一般の練習生にとってはどうでもいい事であり、迷惑な事でもあります。
柔道界も上の方で不祥事がありますが、空手はその数十倍ありますね(←これ事実、しかもえげつない)。タイトルはそういう意味です。だからと言って、柔道の不祥事を是とはしませんが。
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他におすすめは
「大山倍達正伝」、「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」は伝記みたいなもの
もう一冊は「幻の大山道場の組手―かつて地上最強の空手は実在した」
です
最後の本はどうして大山空手がケンカ空手と言われてたかが解ります。
この本を書いたひとは初代大山道場の師範代のかたで
この本の技術では今のフルコン空手やキックルールでは勝てません
実践で使える技術です。
暇なときにでも読んでみてください。
「幻の~」は以前より気になっていた本です。早々アマゾンで取り寄せてみます。
私も重厚長大な本が好きでして・・・ただ格闘技系のライターの方は、軽薄短小なテーマや記事などが多いので、今まであまり興味がありませんでした。
沢木耕太郎のボクシング物のノンフェクションみたいな書き手が、空手にも必要だと。でも利害関係がありすぎて無理かもしれません(笑)。
今のルールでは使えない技術が載ってます
「七帝柔道記」のような小説だと思って読むと
つまらないと思います。
昔の空手の技術に興味があれば読んでみてください。
その事も、以前よりうちの道場で話題になっておりました。
多分私のブログも相手側に毎日チエックされていると思います。
高山の柔〇流・名古屋の精〇会館・蒲郡の日新会ってのは、元流派の名前で検索すると引っかかりますので、おそらく目の上のたんこぶだと思われてますね。これは間違いない。
私のブログで言うと、旧流派の話題の時は、アクセス数が一気に2倍に跳ね上がります。
辞めちゃった人達、まだ所属している人達、事情を知っている他流派の空手関係者からのアクセスが凄く多いです。
「完全復活は3年後ぐらいかな?」と予想はしておりましたが。でも2年で復活。私の予想より1年早かった(笑)。
辞めていった人たちが、別の流派で再開される事が多く、時々連絡をいただきます。三河の空手関係者の間で、事件の事が広く知れ渡っているのは、そのせいかもしれません。
今は空手はやられているのでしょうか?お近く方でしたら、一度うちの道場に遊びに来て下さい。
どんだけ流派があるねん!って感じです。
ウチの糸◯流でも、いっぱーいありますw
何々派、何々会などなどw
まささんのコメントを読みまして、大学時代に政治学の先生から習った言葉、
「人間は政治的動物である」
「3人寄れば派閥が出来る」
と思いだしました(笑)。
権力闘争とか派閥争いとかってのは、嫌だけど基本的には組織上必要なもの(必要悪)だと思ってます。
私が嫌なのは、法に触れる事を平気で行う空手関係者がいるという事。
柔道の不祥事では、一番の不祥事は内柴事件だと思ってます。他は大した事が無い。
補助金を不正受給したと言っても、他人を傷つけたのではありません。女子監督が暴言を吐いたと言っても、警察に引っ張られるわけではない。
モラル上の問題です(←それが問題なんですが、笑)。
空手の世界は内柴級の破廉恥事件がゴロゴロです。情けない。暴力団と関係する団体もあれば、詐欺まがいの事を平気で行います。フルコンの世界に共通するいやしさというものに、愛想つかしています。
柔道や伝統は空手の世界は、ずっとましな方だと思います。派閥抗争なんて可愛い可愛い。