湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

秋の旅する心

2010年10月09日 | 自転車生活
 夏頃からあらわれはじめていた旅に出たい気持ちが最近さらに高まっている。もっとも“旅”といっても長い旅は無理なので、日帰りで自分のなかの旅心が満たされるようなコースを検討するわけだけれども。

 コースを検討する際、僕の場合これまで走ったことのある道ばかりを考えてしまうことが最近多かった。それは外れを避けるためであり、同時に新しいコースを考えるのが億劫だったからだと思う。でも先日の信州ツーリングのように、今まで走ったことのない素晴らしいコースはまだまだたくさんあるだろうし、もしちょっとくらい外れだったとしてもまったく初めてのコースを走っているときの気持ちというのはそれはそれで悪くないものだ。なのでこれからはツーリングに出かけるときはなるべく今まで走ったことのないコースを考えたいと思う。

 もっとも(主に鈍行)電車でのアプローチや1日に走れる距離や時間などを考えると、自分にとって魅力的と思える日帰りできるコースはそんなに多くないというのも本当のところなのかもしれない。いや実際にはあるのだろうけれども、簡単に思いつくようなコースはこれまでにもう走ってしまっていることも少なくないので、未知のコースを見つけるためにはそれなりの努力を払わなければならないのだと思う。あるいは近場なメジャーなコースでも、「どうせいつでも走れるから」と興味の対象から外れていたような場所を訪ねてみるのも良いかもしれない。奥多摩や秩父なんかは輪行日帰りが(頑張れば自走日帰りも)充分可能なのにほとんど走っていないし、そういう場所は他にもたくさんあるのだから。



 上の写真は昔遠野に出かけたときのもの。遠野周辺の雰囲気は旅心をとても満足させてくれるものだった。来年あたりまた行きたいと思っているのだけれども、どうだろうか?って、また走ったことのある場所を考えてしまってますね。これは、あくまでこんな雰囲気の場所をという参考的な意味で。だいたい遠野は日帰りでは無理だし。  



 もう少ししたら、日帰りで行くことができる場所でも紅葉がはじまりだす。魅力的と思える秋のツーリングコースを考えておかないと。