湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

ぼくにとっての優れた自転車写真とは

2010年06月17日 | 自転車生活
 僕にとっての優れた自転車写真とは、自分もこんな場所を走ってみたい、こんな場所に自転車を置いて写真を撮ってみたいという強い衝動を抱かせてくれる写真です。写真には、そうした衝動を直接心に与える強い力があると思います。




タルチェはためく峠。ポーズというか佇まいがちょっと恥ずかしいですね・・・

 僕がチベットに憧れたのは、アサヒグラフに掲載された自転車紀行の写真を高校2年のときに見たからでした。チベットのようななかなか行けない場所以外のところでも、優れた自転車写真に導かれて走った場所はたくさんあります。実はそうした写真は必ずしも、自転車ツーリングの写真ではなかったりもするのですが、「この場所に自転車で行ってみたい」という強い気持ちを僕に強く抱かせたわけだから、やはりそれらも僕にとっては優れた自転車写真だったのだろうと思います。

 一応僕も写真つきのブログをやっているわけですが、僕の撮った写真を見て「自分もこんな場所を走ってみたい」とか「自分もこんな場所に自転車を置いて写真を撮ってみたい」と誰かが思ってくれることがあったなら、それはすごく僕にとっては嬉しいことです。

 少し話がかわりますが、自転車を購入するときは「どんな場所に自転車を置いて写真をとりたいか」を考えると良いかもしれません。レース志向の人であればあまり関係ない気がしますが、ツーリング志向の人はそんなふうに考える人が結構多いのではないかと思います。僕も結構考えます。そしてそうした風景や雰囲気に似合いそうな自転車をイメージをします。