冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

[通算644回目 Summer5Days2日日]2014年8月21日(木) 子どもの遊びはAKB

2014年08月21日 | 冒険遊び場たごっこパーク26年度

「スリー、ツー、ワン、イェイ!」
4メートル近い土手から子どもたちが川に飛び込む。

今や多くの公園には火遊び禁止、ボール遊び禁止といった看板が立ち並ぶ。
かつて子どもたちが生き生きと遊んだ海や川は汚れ、里山は子どもだけで立ち入るのが危険な場所になった。
空き地や資材置き場は、責任問題の高まりから子どもの密かな遊び場ではなくなった。
放課後の子どもを狙った事件が後を絶たず、道草さえ、叶わなくなった。

それだけではない。

子どもたちは、こなしきれないほどの学校の宿題を抱えながら、さらに、かけもちで塾や習い事にせっせと足を運んでいる。
こうして、遊びは、危ないから、汚いから、うるさいからと、大人から有形無形の規制を受け、その空間が失われた。
そして、遊びは、いい高校、いい大学、いい就職をするために無駄なことだからと言われ、その時間さえも失われた。

冒険遊び場たごっこパークの子どもたちは、自由に豊かに遊ぶ中で、時には木から落ちて捻挫をし、時には焼き芋づくりで火傷をし、時にはのこぎりで指を切ることもある。
でも、そうしてたくさんの失敗を重ねながら、危険から自分の身を守る術を手にするばかりでなく、仲間の危険を察知する術も手に入れていることを実感する。
川への飛込みでは、毎年、初めて遊びに来たような子どもが何人か溺れかかる。
それをここで遊び込んでいる年上の子どもたちが、事も無げに助けるという場面を何度も見てきている。

子どもの遊びはAKB。
Aあぶない・Kきたない・Bバカバカしい。私たち大人は、今こそ、そのことの価値を再認識したいものである。

 幼児2人 小学生12人 中学生5人 高校生3人 専門学生2人 青年2人 子ども若者26人 大人19人 計45人
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