過日、パネラーとして参加した「子どもの居場所づくりセミナー」
終了後に新聞記者さんに「子どもの居場所って、一言で表現すると?」という質問を受けました。
「大人にとっての行きつけの居酒屋」と即答しました。
行きつけの飲み屋さんがありそうな記者さんだったので(笑)、補足にも大納得していただきました。
「行きつけの客が定着している居酒屋って、常連客が客じゃない動き、しますよね。
県外から出張で来たっぽい客集団で賑わったりすると、常連客は忙しそうな大将の代わりに一見さんテーブルにビールを運んだり、女将さんの代わりに空いた皿を下げてきたり。
なんなら、営業活動もするでしょ。『お客さんたち、ここのもつ煮カレー、食べてみてよ』とか。
自分も客なのにそういう動きをする」
「あ~ありますね」
「それって、わた〇とかとりきぞ〇とかじゃないじゃないですか。
バイトさんの代わりにビール運んでる客とかおすすめ料理を案内してる客とか」
「たしかに」
「行きつけの居酒屋を大切に思う常連客がいるようなところ。
そういう雰囲気のあるところが子どもの居場所かなって」
「わかりやすいです(笑)」
さて、たごっこパーク。
雨予報に備えて、シルバーシートでテントを張り、その下に公園に点在しているテーブルや椅子を集約するという作業が必要でした。
そんな日にも朝から来るのは常連っ子ばかり。
雨の日の過ごし方が頭に入っているので、それらの作業を的確に手伝ってくれました。
それから「注文」。
「みそラーメンとファンタオレンジとポテチ」
「僕はたい焼き3個とマヨイカチャレンジ1回。あとオロナミンC」
居場所というのは、本来は開いている側ではなく、来ている側が思うこと。
常連っ子が定着しているか、その子たちが必須だからお手伝いをするとかではなく、その場を大切に思うからお手伝いをするか。
居場所になり得ているか点検するときの指標のひとつのように思います。
幼児1人 小学生12人 中学生1人 青年1人 子ども15人 大人4人 合計19人
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