知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

「所属意識と安心感」が喜びと活力をもたらす。

2022年10月14日 | スキルアップ
今、読んでいる(聴いている)本。



一言で、結論をまとめると、
 最強チームを作るには、所属意識と安心感を与えることが大切である。

シンプルながら、かなり勉強になります。

個人的には、アメリカ軍のミサイル担当の話が好きです。
冷戦後、出世コースでなくなったので、やる気がなく、問題ばかり起こし、成績も悪い隊員ばかり。
理由は、将来への展望が見えないことと、上司が嫌なヤツばかりだったこと。

改革のため、部隊の存在意義を認め、安心感を与えることで、
 成績が劇的に向上したという話。

また、インドの離職率が高い企業は、
 企業の研修によりスタッフ個人への関心と敬意を示す
ことで、
 ボーナスなどお金よりも離職率が低下した。

ダニエル・ピンクの本にも通じるところがありますが、
人はお金よりも、
 仲間との交流、所属意識、
 よく思われたい、役に立ちたいという自尊心
などが行動において重要な意味を持つ。

誰かに感謝されたり、「ありがとう」といわれると、
 嬉しくなったり、気分がよくなったりする。

いいことしたな、と自分で思うだけでも、
 楽しくなったりする。

社長(リーダー)が、
 従業員一人一人のことを考え、
 目を見て話しかけたり、
 ちょっとしたことでも、「ありがとう」と感謝を伝えたり、
 「君のおかげで、みんなが助かったよ」と褒めたりすることで、
 自尊心が高められ、所属意識がより強固なものとなり、
 結果として、チームワークが生まれ、雰囲気もよくなるため、
 業績も大幅にアップする。

ザッポスのトニー・シェイがまさにこんなリーダーでした。
若くして亡くなってしまったのが本当に残念です。


これは、国家にも通じることです。

*****
厚生労働省が14日に発表した「自殺対策白書」では、去年1年間の自殺者は2万1007人。
前の年よりも74人減ったものの、2万人を突破し続けています。
女性は2年連続の増加で7068人。
*****

自殺の原因は、お金など経済的な問題、人生の問題、家庭や仕事の問題、うつ病の悪化など、様々ですが、
 気軽に誰かに相談できたり、
 自由に環境を変えて、新たな人生を遅れるような体制があれば、
 苦しい現状から脱出できるので、自殺という選択肢を採らなくてもすむ
と思います。

チームワークの最大のポイントは、
 仲間に弱さを見せられるかどうかである
ということ。

仲間に弱さを見せ合うことができるチームは、
 結束力が高く、パフォーマンスもよい。

つらいときには支えてもらえるという
 安心感
が、チームワークにおいて重要であるというわけです。

日本という国家も、ひとつのチームです。
左翼メディアの影響で、
 国家の団結力、帰属意識、愛国心は、「右翼思想」として戦争に向かうので排斥されています。
日の丸、国歌も、戦争を象徴するものなので、日教組は否定的。

少子高齢化、重税、社会保険料の引き上げなど、
 老後2000万円問題など、問題が山積みであり、
 安心感もなくなりつつあります。

そのため、若い世代ほど、
 所属意識と安心感が得られにくい。

大変なことを国民全体で支え合うというチームワークも、
 何かあったら、助けてもらえるという福祉主義も、
 昭和の日本のように、ご近所さんが声をかけてくれるような近所づきあいもどんどん薄れていき、
 結果として、孤独、孤立、無関心な社会へと突き進んで行っています。

本当は、
 国家、地方自治体、会社、町内会、家族などの「帰属意識」が生まれ、
 その団体にメンバーとして認められ、
 つらいときには支えてもらいながら、
 自分も誰かを支えることで、自尊心や生きがいを見いだしながら、
 「安心感」が生まれるのが理想です。

自分のことや自分の家族のことだけ考え、
 他人に対しては、非常に厳しい。
立憲民主、共産党の議員のように、
 自分に甘く、他人にはすぐに攻撃し、口汚く罵る。
 思いやりも、優しさもみじんもない。

総理のように、自分の家族(子供)のことを優先し、
 肩書きを与え、将来、地盤を継がせようと邁進している。
他人の子供のことは、無関心。
本来、総理大臣は、日本国民全員を我が子のように慈しむべき存在だと思いますが、、、

こんな国では、
 所属意識も安心感も残念ながら、生まれない
わけです。

だから、
 自殺者が2万人もいる。

 困っているなら、話を聞くよ。
と自分の事のように話を聞いてくれ、
 優しい言葉で励ましたり、適切なアドバイスをして、
 安心感を与えてくれる人がいたら、
 この中の何人かは、今、新たな人生を歩んでいるかもしれない
と思うと残念でならないです。

基本的に、経済的な理由で自殺を選ぶ必要はありません。
日本には、破産や生活保護申請などの手続を代行する弁護士と、福祉制度があるからです。
気軽に弁護士などに相談して、問題解決の糸口を掴む。

 あなたは一人ではないし、時には、支えてもらってもいいんだ、弱いところを見せ合い、支え合うのがチームワークなんだから。
この本の知識は、きつい人生を生き抜くスキルという意味で、小学校で教えるべきことだと思います。
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