YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

海上運賃

2016-05-27 07:50:08 | 経済の話題
中国から西海岸への海上運賃がビックリする程下落した。

40フィートコンテナを毎週5-6本、年間約250本程度扱っている。下落幅は一本当り $1,000、年間で25万ドルのコスト削減となる。海上運賃は、状況次第で燃料サーチャージ、ピークシーズンサーチャージの項目で値上げされるのだが、その可能性は低いと予想されている。(海上運賃交渉は年一回)

日本からの運賃も下落しているが、下げ幅は少ない。結果的に、中国からと日本からの海上運賃が同じになってしまった。日本からアメリカへの荷量は長期的に減る傾向が続いており、伴って船便が減少しており、需給関係がある程度調整されてきている事情がある。

それに比べて、中国出荷分は急激に落ち込み、その上コンテナ船の大型化で、需給関係が急激に悪化している。本来は昨年下落するはずだったが、西海岸港湾問題で事実上価格交渉が無く、一気に2年分の大幅値下げとなった。

コスト削減は喜ばしいのだが、中国からの輸入が減った事の意味を注視する必要がありそうだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿