YS Journal アメリカからの雑感

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Serial Liar: 連続嘘つき魔 (追記あり)

2011-05-12 10:02:56 | アメリカ政治
わざわざ説明しなくても誰の事を指しているのか分かっていただけると思うが、アメリカ合衆国大統領のオバマは、連続嘘つき魔だ。

昨日、テキサス州エルパソで国境警備と移民改革法について演説したが、国境は安全になったとか、国境警備隊の人数を大幅に増やしたとか、嘘ばかりを並べ立てていた。(その他の嘘の検証については、こちらの記事が面白い)

笑いを取る部分は、共和党の要求通りに国境警備を強化しているが(これも嘘)、堀を造ってワニで一杯にしろとでも言うのか、という所だが、国境警備隊員や住民がメキシコのギャングに殺されたりしているのに、不謹慎な上に下品である。

エルパソで嘘八百をかました後は、オースティンに移動して、選挙資金集めのディナー、それも2箇所に顔を出していた。エルパソの演説も含めて、大統領としてではなく、100%選挙活動のテキサス訪問であった。

再選を目指す決意表明をしたものの、あまり乗り気が見られなかったが、オサマ・ビンラディンを葬った事で少し元気が出てきたらしい。自信たっぷりに嘘を付き、くだらないジョークを飛ばす本来の姿に戻ってきた。

候補者としてのオバマはプロ中のプロである。熱中すると、完全に自分が大統領である事を忘れるらしい。


追記(5-13-11):この移民改革法の演説では、不法移民に永住権もしくは市民権を与えるで、不法労働者が減り低賃金労働がなくなる。結果として中流の所得も守られる事となり、景気も良くなる言ってました。どんな政策も、最後に景気回復を付け足すのが、お決まりの様だ。