YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Swamp People

2010-08-29 22:07:06 | アメリカのテレビ番組
何百チャンネルも有るケーブルテレビであるが、チャンネルサーフィングをする時のローテーションは決まっていて、ニュース番組(複数)、ゴルフチャンネル、Discovery、History、そして5つ位の映画チャンネルである。映画は新しいのより、既に観ている映画や、話題作だったりして予備知識の有る映画を観る事の方が多い。最近なぜか007を一杯やっている。他の番組のコマーシャルの間だけ観るとか、好きな場面だけ観るとか、変質的な事をしている)

シリーズ物で面白いのは、Discovery、History での、系統としては Reality Show ものである。

今、嵌まりそうなのは、Swamp People 。ルイジアナ州の Swamp と呼ばれる湿原地帯で、ワニ漁(猟?)をする人々の生活を紹介する番組である。

ルイジアナ州が一年のうち、30日だけワニ漁を解禁し、一人当たり(一隻当り?)200匹の捕獲を許可している。ワニの増殖を減らす意味合いがあるとの事だが、登場する家族は何世代にも渡ってワニを捕ってきているので、許可制は後付けであろう。

ルイジアナ州、特にニューオリンズはケイジャン料理で有名であるが、ケイジャン(Cajan)とは、元々カナダのアカディア植民地(カナダ南東)からこの地方に着た人の呼称である事を初めて知った。第一話で簡単に紹介してあったが、入植したというより、アカディア植民地から追放された人々との事だ。(オーストラリアにしても、ケイジャンにしても、追放された人々の子孫はワイルドだ)

ウェブサイトで紹介映像だけでなく番組そのものも観れるので、興味ある方はどうぞ。

日本だと漁や狩りをやる人々は、ストイックな感じで紹介される事が多いが、ここに登場する人々は、バリバリの南部訛りで放送禁止用語連発しながら、トラックやモーターボートを駆使し、一方で昔ながらの巨大な釣り針でワニを獲り、現代アメリカ風の家に住み、1つ間違えば大怪我や死ぬ事もあるのに、アッケラカンとしている。

はやみおっちゃんの様な雰囲気を持った人がアメリカにいて、いまだに現役でワニと格闘し、20歳位の息子や、年端も行かない孫にワニ漁を教えている事が愉快で仕方がない。1つ間違えば、死んでしまうという危険な仕事を、注意深く何十年もやっている人が持つ独特の雰囲気が、たまらなく好きだ。

因に、ワニは食用として売るのだが、儲けはワニ皮の方で、世界中に輸出されている。大きくなればなるほど倍数的に値段が高くなるとの事。30日で一年の半分を稼ぐそうだ。(シーズンオフは何をやっているのだろう?)

ワニ肉は、もう二十年前にマイアミのホテル(マイアミバイスに出てくる)で食べた事があるが、固い豚肉といった感じであった。

Personalized Notecards

2010-08-29 12:52:26 | 雑記
"Never miss an opportunity to be fabulous" というやや幼稚であるが、とても大切な言葉を知る事となった "What I Wish I Knew When I Was 20" であるが、哲学的ではなく、実用的に役立つ事も書いてあった。

母親からの10歳の誕生日プレゼント、Notecards が、生涯を通してもっとも価値のあるものの1つであったという記述である。それは、青地に作者の名前がブロック体で印刷された Personalized Notecards であり、母親は Thank-you note の書き方と重要性を教えてくれたとの事である。

で、今日が上の娘の10歳の誕生日、ミーハーな私は作者の母親を真似して、娘に名前入りの Personalized Notecards を、それも色合いが同じの封筒付きでプレゼントした。娘の一番好きな色はピンクと知っていたので、薄いピンク地にフクシア色(植物の名前で、花が赤みがかった濃いビンク)のロゴで決めてみた。

自分自身は、典型的な Spoiled Kid で、大人になってからはシニカルな所があり、どちらかというと無頓着な方である。人に何かをしてあげようと気持も薄くなってきている様な気もする。(但し、ゴルフの事を教えてあげたい気持は強い)感謝する心は、年のせいか、段々強くなってきている様な気はする。

娘に感謝の気持を伝える事を教えながら、自分も学ぼうと言う思いの表れが、このような形になったのかもしれない。「子供を育てる事は、自分が学ぶ事」と古典的な教訓を思い出しながら、完全に手遅れな自分の馬鹿さ加減を素直に受け入れる私なのであった。