ジョウビタキ・メス(生活編)

昨日に続いて，正月に撮ったジョウビタキのメス，
今日は，その生活編をお届けします。


ジョウビタキはチベット，中国東北部などで繁殖し，
日本には冬鳥として渡来してきます。
その数は多く，日本全国に見られ，
人家近くや都市部の公園などにも多く見られます。


冬期には群れず単独で生活し，
食糧の確保のためかそれぞれ縄張りを持つようです。
今回もメス同士で，激しく争い，
片方が執拗に追いまわしている姿を目撃しました。


ジョウビタキは基本的には肉食系，
写真のような地上から１～2mほどの
場所にとまる姿をよく目にします。


このような場所にとまり，地上の獲物を探しているのです。
今回も，すばやく地面に飛翔するや，
サソリに似た昆虫をくわえてほぼ同じ場所にもどってきました。
なにか得意げな顔です。
冬のさなかにもこんな昆虫がいること，
そして，それを見つけるジョウの眼力に驚きます。


排水溝の中でバタバタと格闘していた
これもジョウビタキのメス，
落ち葉に隠れている虫を捕らえようとしています。


なにかを捕らえて，飲み込んだようです。
日陰のせいもありますが，
歴戦の代償か土や埃で薄汚れているように見えます。
ジョウビタキは比較的警戒心が薄く，
このように人が4，5mほどに
近づいても逃げないのが散歩での鳥撮りには魅力です。