行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

白い実の樹・ナンキンハゼ

2010-12-20 22:52:15 | 花,植物





川のほとりの小さな公園に
白い花のような実がたくさんついた樹木がありました。
赤い実,黒い実,黄色の実は野によく見ますが,
白い実は見た記憶がありません。

ナンキンハゼ(南京櫨)という樹木の実のようです。
ナンキンハゼはトウダイグサ科,
そしてその名のとおり,中国原産の落葉高木です。
6~7月に穂状の黄色の花を咲かせ,秋の紅葉も美しいようです。
そして,落葉のあとにはこの白い実が見られます。
乾燥にも強く,育てやすいことも加わり,
公園などの街路樹としてよく植栽されているようです。
そうなると,この木を何回かどこかで見ているはずですが,
黄色の花,紅葉,白い実のナンキンハゼ,知りませんでした。
この白い実,ハゼノキの実と同様,昔は油をとり,
ロウソクにされたそうです。

冬麗や真青な空の雲一つ
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綿毛たち

2010-12-19 21:48:58 | 花,植物
秋の野の花も12月になるとすっかり枯れてしまいましたが,
綿毛の花を再び咲かせている草たちがあります。




(セイタカアワダチソウ)
あの秋の野に咲き誇っていた黄色の花が12月の野ではこんな風に変わっていました。
花がほとんど種となり,種がたくさんできています。
そして種を運ぶ綿毛もそれと同じだけたくさんあります。


(アキノノゲシ)
これは少し前,11月の写真になります。
アキノノゲシの綿毛と種です。
種が綿毛に付いて飛び立つのがよく分かる植物です。


(ススキ)
初秋の花も種と綿毛になった今もあまり変わらないように思えるススキですが,
花の穂には赤みがあり,種になると綿毛ができだんだんと白さを増すようです。
梨畑の隅にススキの種穂が風に揺れていました。
やがて種が一つずつ綿毛ともにこの風に乗り,旅だって行くことでしょう。


(タンポポ)
いまやタンポポは一年中咲く草のようです(12/18)。
12月も半ばを過ぎているというのに花も咲き,
大きな綿毛に種もできています。

冬晴れや綿毛に乗って種の旅
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冬のひまわり

2010-12-18 23:33:27 | 花,植物
夏にヒマワリが見事にたくさん咲いていた2つの花畑,
そのいずれの花畑にも,12月になり小さなヒマワリの花が咲いていました。
夏の花のこぼれ種が秋に発芽し,初冬の今頃に咲いたものと思われます。
夏のヒマワリに比べれば背がとても低く,花が小さくかわいいものです。
今年は暖かいのか,花も葉も霜にもやられずに咲いています。




親水公園横)
小さなヒマワリがところどころまばらに花をつけていました。
その一つに蜜蜂がとまり,蜜をすっていました。
真夏にもこんな景色を見ました。
ヒマワリは蜜蜂が好む花のようです。
背景の赤はコキア,ほうき草です。


((道の三角帯)
道が小さく別れた三角帯に作られた花畑,
夏には畑一面にヒマワリが咲いていました。
その花に比べれば小さな花ですが,ヒマワリの花です。
草丈が15cmととても小さなものまで,
草丈に応じた小さな花をつけています。
すぐそばにパンジーが植えられています。

冬晴といえども咲いたは向日葵
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道端アート

2010-12-17 22:10:52 | 風景

小さな橋の欄干の照明灯です。
なんともない景色ですが,直線と円形がきれいです。


銀杏の並木道のマンホール,デザインがこの道にぴったりです。
散った銀杏の葉が風に吹かれてマンホールの上をとおり抜けていきます。

今年は忘年会の予定がうまく分散され,
先週の末から今日まで連日連夜の忘年会となり,
さすがに今日少し疲れました。

忘年会今日が終りの10連チャン
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赤い実2

2010-12-16 22:35:11 | 花,植物
昨日に続き,12月に撮った赤い実たち,
ハナミズキ,サンシュユ,マンリョウ,センリョウです。


ハナミズキ
10月には紅葉となり,赤い実がついていたハナミズキです。
今はすっかり葉も落ちて,実の多くも落ちてしまったようです。
残り少なくなった完熟の実が冬の青空の中,枝先にぶら下がっていました。
もう間もなくこの実も落ちてしまうのでしょう。


サンシュユ
なんの実だろうと思って近づいてみました。
この木肌,今年の春早く,黄色の花を咲かせていたサンシュユです。
2~3月に花を咲かせて,12月にまだ実をつけているとは,
正月を過ぎてもまだ実が付いているそうですので,
一年を通して,花か実が付いていることになります。
すっかり熟して,グミの実のように見えます。
サンシュユにはアキサンゴの別名がある理由が分りました。
秋のこの真っ赤な実をサンゴに見立てたようです。


マンリョウ
鳥が運んできた種から成長した木と思えます。
空地の木陰にりっぱなマンリョウの木,赤い実をたくさんつけていました。
我が家にも鳥が運んだマンリョウが昨年はあったはずと思い,探してみると,
大きく繁った沈丁花に隠れて,りっぱに赤い実をつけていました。
こんなに日当たりが悪くても,ちゃんと生きていたようです。


センリョウ
いただいた花束に赤い実と黄色の実,2種類のセンリョウがありました。
こんな黄色の実のセンリョウがあるとは知りませんでした。
調べてみましたら,園芸用に開発された
キミノセンリョウといわれるもののようです。
さらに調べてみると,マンリョウにも園芸用には
シロミノマンリョウ,キミノマンリョウと呼ばれる白や黄色の実があるそうです。
マンリョウもセンリョウもその名から,
縁起ものとして,正月の飾り物には欠かせない花(実)です。

鳥が植え鳥に食べらる万両よ


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赤い実1

2010-12-15 22:47:54 | 花,植物
冬空に赤い実をたくさんつけている植物,よく眼にします。
鳥に食べてもらい種を運んでもらうには
よく目立つ赤い実は絶好なようです。
そんな冬空の赤い実を探してみました。




(ピラカンサ)
実にたくさんの赤い実がついています。
視覚的にもう勘弁と思えるほどのたくさんの実です。
5~6月頃に白い小さな花をたくさん咲かせますが,
この花がみんな実となるのでしょう。
バラ科の低木,トキワサンザシの別名があります。


(クロガネモチ)
コガネモチではなく,クロガネモチ(黒鉄黐)の赤い実です。
関東以西の本州,四国,九州に生育する常緑の高木,
高木に分類されますが,あまり大きくならず,
名前も金持ちと縁起がよいので,庭木としてよく利用されるようです。
5~6月に淡い紫色の地味な花を咲かせ,
やはり秋から冬に赤い実をつけます。
これは名前どおり,モチノキ科の植物です。


(カナメモチ)
春の新芽が赤く美しく,生垣によく使われるカナメモチ,
これも5~6月頃に白い小さな花を咲かせ,
冬に赤い実をつけます。
モチの名を持ちますが,バラ科の小高木です。


(ナンテン)
おなじみのナンテン(南天)の赤い実です。
音が「難を転ずる」に通ずるところ縁起のよい植物として,
植えられるようです。
花は6~7月頃,米粒のような蕾が開き白い花をたくさん咲かせます。
葉は南天葉と呼ばれる生薬,健胃,解熱などの作用があるそうです。
また実も南天のど飴で知られているように,咳止めなどに効果がある生薬,
葉も実も薬用成分,使い方を誤ると毒にもなる植物のようです。
イカリソウなど同じメギ科,珍しい科の植物です。
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山茶花2

2010-12-14 21:53:02 | 花,植物
早いものです。12月も半ばが過ぎようとしています。
この時期,夜の街はイルミネーションの花がきれいに咲いていますが,
昼の散歩での花といえば,残菊と山茶花,
昨日に続き,山茶花の花です。


(干し大根に山茶花)
きっと昔はたくさんの大根を庭に干し,沢庵を作ったのかもしれません。
今はたくさん作っても食べる人がいなくなりました。
でも,この時期になるとやはり大根を干して見たくなります。
間に合わせに木の枝を借りて5,6本を干してみることにしました。
そんな風景でしょうか,大根の白と山茶花の紅色がおもしろく撮ってみました。


(ピンク八重の山茶花)
街の小さなビルの谷間,ほんのわずかの地面に
ピンク色の八重の椿が咲いていました。


(白い山茶花)
道に面して,白い八重の山茶花がたくさんの花をつけていました。
こんなに密集して咲くのもかえって趣がなくなります。


(落ち花)
路地の山茶花の垣根,その垣根の下にずらっと落花の絨毯ができていました。
山茶花は椿と違って花弁で散る花です。
わずかに光が当っている部分にスポットをあてて撮ってみました。

山茶花の花じゅうたんや路地の裏


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山茶花(サザンカ)

2010-12-13 23:11:58 | 花,植物
「さざんか さざんか さいたみち たきびだ たきびだ おちばたき」
童謡「たきび」のメロディがゆるやかに流れ,
灯油売りの車がゆっくりと通り過ぎて行きました。
ふと横を見ると,落ち葉の吹きたまった垣根のところどころに
山茶花が夕刻の日,冷たくなり始めた北風を受け,しっかりと咲いていました。








サザンカはツバキ科ツバキ属の常緑低木,
世間に花がすっかり少なくなった晩秋から冬に花をつける貴重な存在といえます。
冬から春にかけて花をつける椿ととてもよく似ていて,
一見区別が難しいのですが,
葉縁にギザギザが認められるのが山茶花で,
また,「赤い椿白い椿と落ちにけり」河東碧梧桐の句のように,
椿が花ごとボタッと落ちるのに対し,
山茶花は花弁がバラバラに散るところから区別がつくようです。 

山茶花や早も聞こゆる「たきび」かな
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アンスリウム,カニバサボテン

2010-12-12 20:09:40 | 花,植物
12月,紅葉もほぼ終り,枯葉の世界となり,
野の花もめっきり少なくなってきました。
鑑賞用に購入したアンスリウムと
2,3年前にいただいたカニサボテン,
いずれも我が家の居間に花を咲かせ続けています。


アンスリウム,白や赤だけではなく,こんなきれいなピンク花があるようです。
花といいましたが,この花に見える部分,花ではなく仏炎苞というそうです。
サトイモ科植物の特徴といえ,
水芭蕉やマムシグサもサトイモ科,
花と呼ばれている部分はこの仏炎苞です。


花がカニのはさみに似ているからカニサボテンと思っていましたが,
茎節のつながり方がカニ足に似ていて,
カニバサボテンの名が正しいようです。
その茎節の先に垂れ下がるように紅い花をつけています。
サボテンの花はどれもきれいですが,
これも開くとけっこうきれいです。

救急のサイレン高き師走かな
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木漏れ日

2010-12-11 23:07:04 | 風景
初冬の林間公園,
夏と違い,やさしい日差しが降り注いでいました。









葉を落とした木々のあいだから,
地上あるいは水辺の落ち葉に日の光が届けられます。

枯葉にも日の恵たるブナの森
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