行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ミツバアケビとアケビ

2024-05-22 20:00:07 | 花,植物
4月初旬、
ミツバアケビとアケビが花を付けていました。


4月4日、
自然公園の林縁道にミツバアケビが雌雄の花をつけていました。
アケビ科アケビ属、山野の藪地などに自生する落葉性つる性木本、
複葉の小葉が3枚であるところからミツバアケビ(三葉木通)の名があります。
果実は甘くて美味、秋の味覚として親しまれています。


花期は4月で若葉の展開と同時に花をつけます。
新葉のわきから総状花序を出し、
花序の先のほうに複数の小型の雄花をつけ、
基部には雄花よりやや大きな雌花を1~3個つけます。
雌雄同株、異花の植物になります。


花色は雄花、雌花ともに暗紫色。
雄花は径4~5mmほど、花弁状の萼片が反り返り、6本の雄しべが球状に集まり咲きます。
雌花は径15 mmほど、花弁状の萼片が3枚あり、中心部に円柱形の雌しべが3~6本つきます。


4月10日、アケビも花をつけていました。
アケビ科アケビ属の落葉性つる性木本、
ミツバアケビに比べると、生育環境が多少狭いようですが、山野に自生します。
葉は同じく複葉、しかし小葉が5枚、掌形に広がります。


花期は4月ですが、ミツバアケビより若干遅いように思います。
葉の展開後に短枝の基部から総状花序を下垂させ、
花序の基部に雌花を数個、その先に雌花より小さな雄花を多数つけます。
雌雄同株異花は同じですが、
ミツバアケビより雄花、雌花ともに少し大きめのアケビです。


上記のものは雌花が紫色で雄花がクリーム色でしたが、
雌花、雄花ともに紫色のアケビも咲いていました。
アケビの雌花、中央部にバナナの果実のような雌しべが放射状につくのが特徴です。


紫色の雄花を拡大。
雄花の中央部には6本の雄しべがまとまり房状につきます。
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