薬師池公園の雑木林の端,大きな望遠レンズを構え,
何人かのカメラマンがなにかをねらっています。
そっと近寄り,その一人に聞いてみますとルリビタキがいるそうです。
目をこらして見ますと,木の枝の先端近くに青いものがじっと留まっています。
近眼の私には小鳥といわれてそうかなと思える程度の大きさです。
最大200ミリの望遠ズームでは能力不足かもしれませんが,
仲間に入り,シャツターを切ってみることにしました。
ルリビタキはスズメ目ツグミ科の小鳥,
夏は高い山で繁殖し,冬期に山麓,丘陵地域に降りてくるそうです。
オスの成鳥の頭部から上面にかけての青色(瑠璃色)がとても美しいことで,
名前は知っていましたが実物を目にするのは初めてです。
それは写真で見る以上に,きれいな青,見事な青でした。
これは間違いなくオスの成鳥です。
写真はその時のルリビタキ,
千載一遇の機会にあわててしまい,望遠レンズに交換したのはいいのですが,
シャッタースピードが1/30のままでした,
それに,静かに音をたてないようにという緊張で余計に手ぶれしてしまい,
またかなりのトリミング拡大しているのでかなりのぼけ写真になってしまいました。
しかし,そのかわいらしさと,見事な青色は分かってもらえると思います。
冬野にてなにより青き瑠璃鶲
雪の野の青き輝き瑠璃鶲
実物を見てみたいです。
日本にもこんな小鳥がいるのですね。
日本にもこんな小鳥がいるのですね。