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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

レンリソウ

2025-07-25 20:00:47 | 花,植物
多摩川河川敷の管理地に、
今年もレンリソウがたくさん花をつけていました(5/7)。


土手下の草原の綱で囲われた一画に、
50~80cmほどの高さの茂みとなって、
レンリソウ(連理草)が紅紫色の蝶形の花を多数つけていました。



連理草はマメ科の日本固有種、
河川沿いの湿地や丘陵地の谷戸などに自生します。


日当たりの良い、高い草に覆われることのない草原を好む植物。
そんな環境がだんだんとすくなくなり、
東京都区部では絶滅し、 多摩地域でも絶滅が危惧されています。
その他18府県でも、絶滅危惧指定されています。


ここ多摩川の自生地では
ボランティアにより大草が侵入しないように草刈がされ、
周囲に 綱が張られて、保護されています。


連理草の名の由来は小葉が綺麗に対生して寄り添うようにあるところから、
葉の形がきれいです。


レンリソウの管理地上の土手斜面に
マツバウンランが頼りなく茎を伸ばし、
淡紫色の花をつけていました。


オオバコ科マツバウンラン属の草本、
葉の形が松葉、花がウンランに似ていることからこの名があり、
花期は4~6月、淡紫色の小さな花を咲かせます。
北アメリカ原産の帰化種で日当りの良い場所に生育します。

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ノイバラ、オオキンケイギク

2025-07-25 20:00:40 | 風景
陽気がよいので、景色を写しながら、
多摩川右岸を歩いて見ました(5/7)。
ノイバラ、ナヨクサフジ、オオキンケイギクなど
大型の草の花が咲き出していました。


右岸の土手から、適度に蛇行する多摩川の流れを。
流れの先には、聖跡桜が丘のビル群と
さらに奥には奥多摩の山並みが見えました。


是政橋への土手道、
オオキンケイギク(大金鶏菊)が群生して咲いていました。


オオキンケイギクは
北アメリカ原産の美しい黄色の花を咲かせるキク科の宿根草です。
明治の中期に鑑賞用に持ち込まれ、栽培されたり、
河川敷や道端の緑化、景観目的で利用されていました。
しかし、繁殖力がとても強く、野生化して増え続けた結果、
在来種に悪影響を与えるとして、侵略的外来種に選定され、
現在は栽培や販売が禁止されています。


河川敷にはノイバラ(野茨)が花盛り。
バラ科の落葉つる性低木、日本のノバラの代表的な種です。
花期は4~6月、枝の端に白色の花を房状に多数つけます。


白いノイバラに並んで紫色のナヨクサフジ花がよく咲いています。
ナヨクサフジはヨーロッパ原産ののマメ科ソラマメ属の植物、
日本では緑肥や飼料用途などとして利用されていますが
河川敷などで大繁殖しており、クサフジなど在来種を駆逐するリスクが指摘されています。


是政橋の下にもノイバラとナヨクサフジが並んで咲いていました。
多摩川に来るとなぜか写真に絡めたくなる是政橋です。
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